【連載:ローグライト探訪記】Dungeon Crawler x Minesweeper Roguelike = 「Dreamsweeper」 | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】Dungeon Crawler x Minesweeper Roguelike = 「Dreamsweeper」



気になるのはこのゲームが”いまだかつてなかったゲーム”と紹介されている点だ。

本作のSteamページには確かにこうある。『Dreamsweeper is a Dungeon Crawler x Minesweeper Roguelike and a lo-fi musical experience like no other game before』と。ダンジョンクロウラーとマインスイーパーを掛け合わせたローグライクゲームで、さらにLo-Fi音楽の体現を実現した他に類を見ないゲーム….そんなニュアンスだろうか。でもぶっちゃけ、ちょっと思ったよね。『Lo-Fiって何?』ってさw

これね、Low Fidelityという言葉の短縮語で、『低い忠実度』という意味らしいね。よーするに、Hi-Fiのようなハイエディションな音楽の逆語、というのが実のところらしい。音楽の歴史は高音質に磨きをかけることで進歩してきた。だが、その流れの中で、広義の低音質主体な音楽も重要なんじゃね?っていう考え方も出てきたわけだね。正確で綺麗な打ち込みビートのみですべての音楽表現ができるわけじゃない…その発想からカウンターカルチャーも生まれてきた。それこそが、『低い忠実度』=Lo-Fiというわけ。まぁあえて曖昧さを残した音楽、ということかな。

ゲームの主人公は、毎晩音楽を聴きながら眠りにつく女の子。そして物語の舞台となるのは、悪夢的不安感と戦う彼女の夢の中。彼女の夢の中がローグライク的冒険の舞台、というわけ。フィールドにはマインスイーパーでおなじみの周囲に爆弾のある数が表示されている。これまたおなじみのマーキングで地雷を踏まないよう、それをうまく避けながらステージを攻略していくのだ。ダンジョン内では敵と接戦することもあり、その際には、リズムをとりながら上下左右から吹っ飛んでくる敵の攻撃を、Lo-Fiビートに乗りながら捌き戦い抜くンダ。

文字通り、ローグライクダンジョンクロウラー兼マインスイーパーゲーム、それが本作、ということだね。そこにLo-Fi的な音質でゲーム性を装飾したものになっている、というのが実際のところなようでふ。音楽とゲームを掛け合わせたという、アイデアとしてはなかったわけではないゲームだが…そこにマインスイーパーの魅力をエッセンスに据えたタイトルに仕上がっている。音楽はLo-Fi界隈では有名なOatmelloさんが担当してる、という。7/25にリリースされたばかりの出来立てほやほやのゲーム、値段は1200イェンで体験版も配布中。