【連載:ローグライト探訪記】愛媛大学工学部の留学生が作るローグライトデッキ構築型ゲーム「HARMA」 | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】愛媛大学工学部の留学生が作るローグライトデッキ構築型ゲーム「HARMA」




“In reality, hope is the worst of all evils, because it prolongs man’s torments.”

~ Friedrich Wilhelm Nietzsche ~


韓国のインディーデヴェロッパ:INDIRECT SHINEが作るローグライクデッキ構築型ゲーム「HARMA」。”困難を乗り越える人間の信念から誕生”したという、Friedrich Nietzscheなどの古典に影響されたこのゲームは、福岡インディーゲームエキスポ2022における、集英社ゲームクリエイターズCAMP賞受賞作である。どうやら愛媛大学の工学部に留学した韓国人の学生らの二人組が作ったゲーム系ベンチャー企業による作品らしいね(クラウドファンディング – READYFOR)。公式ページは現段階で韓国語で書かれてる。

ゲームはダークファンタジーの世界観で描かれる、絶望感と悲壮感があふれる、”悪魔と対峙する”一作。ファミ通の記事を見る限り、元来スマホ向けに作られたものらしく、それらが拡張され、SteamベースのPC環境に適用される見込みがついたように、あたしには見える。同記事によれば、ステージクリア型のターン型コマンドバトルというローグライクデッキ構築型ゲームとしては、基本に忠実なシステム系を持っているゲームだ、という。特筆すべきところは、初期攻撃命中率が低めに設定されているところ、だろう。”歯ごたえのあるゲームプレイが実現している”、とファミ通は伝えている。レトログレー8色でゲームグラフィックスは構成されている。おそらく、ここらがミソだな。

ゲームクリエイターCAMPの公式情報によれば、このゲームはPC(おそらくばSteam)/iOS/Android対応ゲームとして、2025年にリリースされる予定。予定価格は2800円でちょっと割高な印象。ローカリゼーションは、日本語/英語/韓国語各言語に対応するという。ジャンルとしては”ストーリー重視高難度デッキ構築”を謳っている。でも、本作のSteamページでは、早期アクセスで発売されるって書いてあるから、その開発においては紆余曲折があるのかもしれんね。トレイラーを見る限りにおいては”カルマ”というか”儀式”というか…おそらくデッキ構築型ゲームにおけるカードのアップグレードシステムにそんな斬新なデザインの視点を多く含めているんだと思うけどな。