【連載:ローグライト探訪記】コンボ・ザ・ローグライト「STAND-ALONE」 | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】コンボ・ザ・ローグライト「STAND-ALONE」



羊vs狼なローグライトのデモ版がリリース、高い品質の2Dドット絵が光る挑戦的なゲームだ。


物語の舞台となるのは、高度な科学技術を誇る動物たちによるポストアポカリプスの星。混乱と対立が深刻化した世界でプレイヤーは一匹の羊を操る。凶暴な狼軍団を駆逐することをゲームの目的としている、一見オーソドックスに見えるACTローグライトゲーム、それが「STAND-ALONE」だ。もちろん、スピード感のある戦闘が楽しめるスキルロス・装備ロスのある、最近よく見るミドルヒットローグライトの一作のようだが、工夫も仕込まれている。それがスキルコンボというシステムだ。

このゲームでは多くのロスポシブルな(死ぬとロスする)スキルが存在する。羊の持つ特殊な能力であるスキルは、その組み合わせにより、多種多様なコンボを生み出すことができる。これらを、これまた多種多様に存在する敵のパターンに合わせて有効な攻撃方法として適宜採用することができるのだ。プレイヤーは敵のタイプに応じて有効なコンボを探索しビルドすることで爽快感を得ることができる…これが本作のウリである。

物語の舞台の要所要所に点在するのが強力なボスキャラクター。これらのボスはこの星の世界の秘密を隠しもっており、これらを暴くことで物語の真実を知ることができる。羊に意識を転送した記憶虚ろなAIの物語がストーリーに隠されている…現在、本作のSteamページではそう語られている。垣間見える攻撃スキルやストーリーの雰囲気を辿るとかなりSFに近い筋のタイトルであることが伺える。


あまり注目はされていなさそうなタイトルだが、期待の持てるゲームではないだろうか。