【連載:ローグライト探訪記】「Conquistador」~名作「Spelunky」に匹敵する2Dプラットフォーマー死にゲー | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】「Conquistador」~名作「Spelunky」に匹敵する2Dプラットフォーマー死にゲー



てか、オフィシャルトレイラー今公開されてる分だけでも10回しかつべで再生されてないのかよw

と思うぐらい、素晴らしいゲームです。もともと原題は”スペインの征服者”を表しているようですが、なぜか裸の赤男が洞穴を冒険する?というゲームらしい。今のところ、日本語ローカライズはチュートリアルのみですが、チュートリアルさえこなせれば、ゲームのシステムがすべてわかるので問題ないですね。平たく言うと、「Spelunky」の再解釈ってところかな。でもパクリではなくてオリジナルなシステムがところどころ光るゲームになってますね。

そもそも「Spelunky」とは形が違ったドット絵で描かれていて世界観がとても個性的です。たしかにあれをオマージュしてるのだろうな、とか、多大な影響を受けているのだろうな、というような印象はありますが、個性的なグラフィックスが代表するように”このゲームならでは”という側面が強く感じられる。例えば、トラップのタイミングとかがそうですね。”あのゲーム”のように鬼畜なタイミングで発動しないです。若干遅めなので、視認した後回避がギリでできるように設計されてます。落下石トラップもそうですし、針発動トラップもそうです。確認したところでは轍のトラップがやばいぐらいっすね。

このように、トラップの発動タイミングが若干緩めだったり、蛙が店員のショップで使える金がかなりとりやすかったりで、うまくバランスが取れています。その分、攻略不可能!って思わされた先代ともいえる「Spelunky」シリーズより随分と難易度は簡単になってる印象を受けます。爆弾の挙動も極めて形式的ですし、扱いに困る・不挙動があるという側面はほとんどありません。端的に言うと、確かに”死にゲー”ではあるものの、挙動がわかりやすく、かつ、上達もしやすいバージョンの「Spelunky」といったところか。2Dプラットフォーマーとしてゲームのオリジナルな解釈ができていて、このゲームだからこそ、という側面が強調されてる。

あとステージが進んでいくと特殊なアイテムが持てたり(2段ジャンプは確認)、どうやらボス戦があるようなんですよね。トレイラーでは巨大なネズミと戦うシーンがありますね。「Spelunky」をはじめとしてこの手の純粋すぎる2Dプラットフォーマーにはボス戦はないことが多々ですから、この点でもすごく個性的だと思う。今のところデモ版が配布されているのみでリリース時期は未定ですが、そのデモ版をやってみた感じでは、かなり遊びやすいほうです。「Spelunky」シリーズは受け付けなかったけど、その設計コンセプトには賛同できた…というかたに”こういう2Dプラットフォーマー死にゲーもあるんですよ!”という新たなる提起になっていると思う。

とにかくかなりの良ゲーで「Spelunky」が好きだった方にも合わなかった方にもオヌヌメできるブツに仕上がっています。とてつもなくいいゲームなので、デモ版だけでもダウソして遊んでみてほしいですね。ちょっと前から見てたし注目してた分、その期待感に答えてくれたな!っていう感じ。良いゲームな雰囲気は漂っていただけにデモ版が公開された現時点でも、なんでこんなマイナーなんだ…。自分は小一時間遊んでしまいましたYO。まぁ、ローグライト、というより、ローグライクですね、間違いなく。