【連載:ローグライト探訪記】「Spellmasons」~ローグライク式”スペルのビルド” | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】「Spellmasons」~ローグライク式”スペルのビルド”



2023/1末にリリースされる”小粒な”ローグライクゲームに「Spellmasons」というブツがある。この手のゲームは例のごとく”小粒すぎて”埋もれてしまいがちで、調べた限り、やはり日本語sourceで本作について報じているところはまったくなかった(おそらくどのゲームメディアもゲーム系ブログも邦語sourceでは報じていない)。だがパッと見、興味深いシステムを持ち合わせた、面白そうなタイトルだ。

このゲームは呪文・スペルのビルドを楽しみながらプレイするローグライク(ローグライト?)ゲームだ。なんでも『敵の猛攻撃を凌ぐ』ため(原文ママ)、シングルもしくはCo-opモードでプレイするタイプのターンベース式戦術ゲームだそうな。特にストーリーらしきストーリーは見かけられない。その分、デッキビルドよろしく!の多種多様なスペルによる無限的な組み合わせを楽しむ、熟考しながらプレイできる戦術タイトルになる見込みらしい。冒頭示したゲームプレイトレイラーを見る限り、ターンベースといってもシレンなどのように升目で区切られたエリアを進むわけではなく、シームレスにつながったエリアを進む形のターンベース戦術ものになるようだ。HPとムービングポイント・及びマナリソースを管理しながら、スペルのビルドに凝り切ったカタチのタイトルになることが見込まれる。

開発・パブリッシングともにOctavia Blueが担当。マルチランゲージ・日本語対応でリリースされる予定であるが、Steamページでは日本語訳がこなれていないのが若干気にはなる。察するに、小規模な開発体制で作られているが故、この辺りのブラッシュアップはなにかきっかけがあると強い推進力でもってして飛んで進むかもしれない。そう、それは、独創的な設計要素を持つがために、爆発的なヒットにつながったヴァンサヴァがそうであったように…