かつて、BFやCoDといえば、FPSブームの先達だった。今やその影なく、アクティブプレイヤー数で言っても、こうしたBF・CoD買い切りタイトルが、他のメメントを盛り込んだシューティングタイトルやF2Pタイトルに喰われていることはよくよくネット上でも知られている。
今回は、なぜ、こうした傾向が出てきたのか?ということを考察してみようと思ふ。
個性的なインディーゲーが多く存在する中、むしろこの時代没個性的になってしまった、BF・CoD-IP両陣営はジリジリと追い詰められていくだろう。
一つ目に、単調なプレイを主とし、凡庸なタイトルが多く続いた買い切りタイトルこそBF・CoD-IPの二巨頭である、という明白な現実が挙げられる。武装インフレに工夫を仕込めるCoDなんぞはまだいいほうで、凡々過ぎるBFなんかはホンマにキツい状況にある。ユーザの評価が伸び悩み、没個性的なIPとなったしまったのがこのかってFPSメイン街道を行く二大タイトルだった。今後、彼らが改革や工夫の様相を呈さない限り、これらの双頭だったIPは衰退していく一方だろう。そして、おそらくこうした改革はおそらく今後もBF・CoD両陣営示せないはず、というのがあたしの予測だ。
日本にも「ペーパーマン」のような”対象の厚み”という概念を持ち込んだ奇抜なアイデアはあったし、世界中見て回っても、そうしたアイデアベースの独創力で勝負を仕掛けるタイトルや、タクティカルFPSを標榜した高品位過ぎるタイトルは局所的に生き残っている。それは、カードデッキ系との組み合わせ配合を試みた「Friends vs Friends」かもしれないし、チェコ・ボヘミアの「Arma」IPかもしれない。タクティカルFPSでは「Ground Branch」があるし、注目の「Ready or Not」もある。シングル系ではデザインに奇をてらった「SCORN」や、メタルプログレッシブ系FPS「Metal: Hellsinger」のようなリズムと融合したものまである。『工夫がない…』”BFとCoDの飽和”にはこの単純な理由付け、コトの喪失があるだろう。
次に問題となるのはズバリ、値である。