そもそも、前作「Curious Expedition」はかなり評価の高いゲームだった。探検・探知・協力・裏切り・SAN値、様々なボドゲストーリー要素をまとめ、ローグライトのエッセンスに工夫を凝らし続け、磨きに磨きをかけた、新しいジャンルのゲームといっても過言じゃなかった。その最たる完成度を誇るテクストは、まるでひとつの小説を追っているかのようだった。
時は19世紀、冒険家を選び、未知のルートを自らの意思決定をもとに辿り、秘宝を探し、サバイブする…はまるやつはとことんはまり、時間融解が約束されちゃったゲームだった。と、そこにきて『Rivals』というオンライン上で多くのプレイヤーがワールドを共有したりできるMOの要素が加わって、ベータテストを経て、本編に搭載されたときたもんだ。
さらには、今作”2”の情報も飛び、日本の熱狂的なゲームユーザが待ちに待ち続けた正当進化版の日本語化が実現…これにはおもわず、感涙したってもんだよ…このワールドをローカライズしてくれたdevに感謝。ただただ、感謝だよ。
そのうち”1”と同じようにMO版も付属し、よりパワーアップ・アプデさせてくるだろう。グラフィック面でも貧相なものじゃなくなおうてる。反面、システムに盛りすぎっていう批判もあるみたいだし、”1”のほうが好きだった・良かったっていう意見もあるんだけど…安心して日本語で遊べる環境が整ったのは間違いない。
人によってはローグライト史上最高傑作とも評されるゲームの続編、gamescom2020のインディー部門のウィナー…栄冠に恥じない超ド級の大傑作が日本人の言葉で、ついに楽しめるんだ!