SIE”PlayStation Showcase 2023″にて古典的FPS「Marathon」のリブート版を発表 | ゲヲログ2.0

SIE”PlayStation Showcase 2023″にて古典的FPS「Marathon」のリブート版を発表



SIEPlayStation Showcase 2023にて、グループ企業である米Bungieによる新作SFゲーム「Marathon」を発表した。ゲームそのものがどういったものになるのか?という具体的な点も含め、リリース機種・発売日などについてさえほとんど情報がない状況での発表となったようだ。ただ邦語のゲーム系メディアによれば、PvP脱出系のオンラインシューターになるという。ファミ通4Gamerが報じている。

Bungieといえば、天才経営者:Alexander Seropianが設立した会社として知られる、実力あるゲームデヴェロッパ。これまで、設立者の経営哲学に沿って、時代の経営情勢の変化に柔軟に適用し、渡りにわたり、どんぶらどんぶらと傘下になる親会社を変えてきた経緯を持つ、息の長い”変幻自在”なゲーム会社だ。端折って言うと、独立☞MS☞SONYって感じかな…そして、Bungie初期のIPがこの古典的なFPSerにとって伝説的なゲーム「Marathon」三部作であり、今回の発表はこれをリブートした形となった…というわけだ。

「Marathon」はゲームの歴史にその名を刻む、業界で最も特異かつ、最もSF的であり、最も輝かしい成功を収めた、Bungie初期のFPSシリーズ。古典的なSF並みの骨太なストーリーを持ち、武骨な難易度と、良く練られたマッピング機能を持ち合わせ、特にターミナルと呼ばれる情報端末から様々なギミックを引き出しながら攻略するという、シングルFPSの歴史に燦然とその名を刻む傑作FPSシリーズだ。国内外問わず、熱狂的なファンが、ニッチながら数多く存在することでも知られる。

IPのうち2作目に当たる「Marathon 2」は、現在オープンソースの形式で配布されていて、実行ファイルもフリーでDLできる。IP三部作をフリーでプレイできるのだ。しかも日本語化活動に旺盛なファンが多くいるほか、サードパーティ製の大型追加コンテンツが有志の手により様々な形で公開されていて、おそらく古典的なFPSのうちで最も、コアでマッドネスなゲーマに愛され続けるIPになっている…といえる。

ゲームのストーリーの大まかなところを知りたいのであればWikipediaが・また、ゲームプレイに至っては専用のまとめサイトがあるので、そこらを当たってほしいと思う。今回のリブート作がどういった形で新生「Marathon」を形作るかはわからないが、原作を超える存在になれるか?というと個人的には微妙なトコロだとは感じる次第である。それぐらい原作が偉大だったからね。


余計なこと言っておくと、有名なFPS「HALO」の開発元と同じであり、ロゴなど一部の世界観を「Marathon」と共通のものとしていることでもファンの間で知られてるヨ。また、同社は日本のアニメなどに強い影響を受けながらゲーム制作をすることでも知られてるデヴェロッパ。

※参考リンク:Oni – Rockstar Games