ADVゲームの歴史に燦然と光り輝く傑作を多く作ってきた台湾のメーカSIGONOによるOPUS-IP最新作「OPUS 写心吾山」に動きがあった。第二ティザームービーが公開されたのだ。現在、開発チームは本作を作り込むのにhard workしているという。発売日は未だ未定だが、期待のかかる一作の新情報であることに間違いない。Steamの表記によれば日本語にも対応予定。
「OPUS 写心吾山」は”地球計画” ”魂の架け橋” ”星歌の響き”に続く「OPUS」シリーズの第四作目。これまでのOPUS-IPではそのどれもが宇宙を物語の背景にしていたが、最新作である今作でも宇宙と関係性があるかどうかはまだ分かっていない。公開されてる情報によれば、今作では幻想の世界がハナシの舞台になるという。マルチエンディングシステムを採用したプロット型ADVゲームになるということも明らかになっている。
プレイヤーは幻想の世界に迷い込んだ主人公を操作し、写真撮影を通してこの幻想の世界に秘められた秘密を明らかにしていく。元の世界に戻る手がかりを掴むために、写真を撮影していくのだ。公開された第二ティザームービーでは主人公とおぼしき男性と少女(それとも少年?)が登場する。どうやら二人はこのOPUS最新作における主要キャラクターとなるようだ。先月終わりから今月初めにはキャラクターコンセプト一人分も明らかになっている。また、2Dのステージを少なくとも幾ばくかは保っていたこれまでの「OPUS」シリーズと違い、フル3Dに世界の描画はブラッシュアップされているようだ。
「OPUS」シリーズはこれまで【悲しいけれど どこか暖かい 自分探しの物語】をその開発スピリットとして掲げてきた。今作でもそのゲーム設計の精神は変わることがなく、音響と脚本を特に重要視する開発スタンスについても変わりがないという。音響:Triodust Audio&Textural Ltd. 脚本:Brian Leeと開発の主要な布陣にも変わりがない。
―シャッターの向こう側には、お別れが待つ―
この言葉に秘められた思いとは何か?それを解き明かす旅路に就くまで今しばらく待とう。