【連載:ローグライト探訪記】「Siege of Dungeon」~HKメーカの作るRL-RPG | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】「Siege of Dungeon」~HKメーカの作るRL-RPG



香港のゲームメーカBinary Tree Studioが作る、TRPGにローグライトのエレメントを混ぜ込んだターンベースゲーム「Siege of Dungeon」の早期アクセス開始日が2023年1月12日に決まった。同タイトルのクラウドファンディングは、Kickstarter上で支援が募られた経緯があり、325人のバッカーから89,006香港ドル、日本円に単純換算すると約150万円の金額を集めることに成功していた。初めのストレッチゴールが75,000香港ドルだったため、最低条件はクリアーしたものの、その延長上にあるストレッチゴールは達成できていなかった。

ゲームの内容を簡単に邪推すると、ダンジョンクロウル+パーティ製ターンベースRPG+ローグライトと言った感じか。味のある粗目のドット絵が特徴的で、TRPGに種々のエレメンツをミクスチャしたようなゲームとなっている。ダンジョンはプロシージャル生成で構成され、ローグライトよろしくリプレイ性の高い秀逸なタイトルに発展する見込みがある。ストーリーとしては、地下深くに根付くステージを踏破し尽くし、ダンジョンの覇者となる…というプロットで描かれるタイトルになるみたい。まさに”ダンジョンシージ”の現代向けオーバーホール版、といったところだろうか。

このタイトルのオフィシャルDiscord上のアンケでは『あなたどの言語の話者なのよ?』っていう質問がデフォで飛んでいて、もとより対応言語を英語・中国語・日本語に絞って検討していたような印象を受ける。結果、Discord上で日本語チャンネルが作られているほか、12日のEA開始時からキッチリ日本語対応になる見込み。現時点でタイトルのSteamページでもローカライズ対応の表に、インタフェース・字幕ともに日本語対応しリリースされる旨が記載されているので、日本のSteamerにとっても期待のタイトルになるはずだ。

タイトルの開発期間は3年かかったという力作、EAを通じてさらにブラッシュアップが見込まれる「Siege of Dungeon」は2023年にEA脱出を目指すという。なお、タイトルの価格はEA開始時と変わることがない見込み。コミュニティのゲーマと様々なアイデアを検討した上でそれらが実装される予定であり、より強靭なRL-RPGタイトルとして、正当進化を遂げてくれることだろう。個人的に言っておくと、知名度は高いとは思えない,,,だが随分と以前から注目していたブツ。どっちかっつと、地味~なタイトルだがあたしはかなり期待してるヨ。

~追記:ローカライズは不完全な日本語スタートになるようです~