ミカドの魂、孫まで | ゲヲログ2.0

ミカドの魂、孫まで



どっかで見たことあるなぁ、と思ったらハイスコアガールのアニメで見たことある光景ですね.

ミカドっつったら伝説的なゲームセンターなわけですよ。最近になって、中小規模のゲーセンが地方から都会に至るまでガッツリ無くなっていく世情の中、『伝説のゲームセンター』として国内のみならず海外でも有名なゲーセンですよね。最近は押切先生筆のイメージキャラクター(ミカドちゃん)を採用していて、「ハイスコアガール」が復活したあたり、NHKの徹夜ドキュメント番組放映したあたり、から特に強くゲーム市場に特有の僻地から強くコミットメントしていっているなーというのがあたしの印象です。STGや格ゲーを中心として「ゲームの聖地」として有名。値が高い筐体は導入できないので、過去作の筐体を上手く取り揃え、サムスピ過去作などで世界大会をアングラなところで開催しまくっているという,,,

最近では、メディア露出が増えたので、コラボ企画が実現していて、いわばふつーの情報産業はハード⇛ソフト⇛ハードという主流なのに対して、特筆すべき特徴性を持っている売り方をしていると思います。いわばミカドはハードに徹していながら、ハード&ソフトにも同時期に展開している、といったほうが正しいか。ちょっとわかりづらいけど、例えば、ミカドの筐体はそもそも過去作の廉価なものであって、そっからゲーム文化としてうまく広域な市場派生が出来ている。独自のイメージキャラのグッズとか、ハード⇛ハードに展開する様相を呈しながらも、ハード⇛ソフトに乗り出すという形状を取っている。まぁ、いわばゲーミングの情報の組み合わせの問題を特有の立場からリバイバルすることができているのは、このご時世、本当にすごいことだなと思うわけです。こんな器用なことはふつーできないよ,,,

そんなミカドがとうとうホンマのソフト産業である、新作ゲーム(正確に言うとリバイバル版)とコラボして、出すタイトルがあります。それが、Steam配信も予定されている「雷電Ⅳ×MIKADO remix」というタイトルですね。これは「雷電Ⅳ」というモスの作ったTAITO基板で動いているSTGが元ネタで、今回リバイバルするにあたっていくつか独特な性質を持っているタイトルになる様相を呈している。まずミカドの店長なんかはゲーム音楽にかなり詳しいので、特に業界で著名なSTGのゲーム音楽家によってミュージックがリミックス収録されるという点ですね。次点で、ミカドではおなじみのスコアアタック機能を現代版にしたところ。特にオンラインでのその機能がかなり精緻に整備される、という点が特徴ですね。オンラインでスコアアタックが出来て、著名な世界的なSTGerとスコアを競うことができるんですね。古き良きSTGの時代に新星を含蓄しながら、リバイバルされたタイトルがこの「雷電Ⅳ×MIKADO remix」というわけだね。もっとも新規要素はあまりないが、古きを大切にするミカドらしさがあるじゃあないですか。

ミカドの魂、孫まで

伝説のゲーセンのチャレンジは世代を超えてまだまだ続きますね。