ゲームを巡る幾何学的な開発アイデアについて | ページ 3 | ゲヲログ2.0

ゲームを巡る幾何学的な開発アイデアについて



位相幾何学から平面幾何学へ

例えば、リズミカルシューティングゲーム「SlipDream Resonator」の事例を見てほしい。このゲームは完全に見た感じ、フツーの2D音ゲーである。だが、飛来してくるノーツが8方向から存在し、その延長線上にそれらは連続値を取りながら位置して、まるで位相的に展開してやって来るわけだ。つまりは、2D平面上で展開されるゲームだからといって、その幾何系に限界性があるわけではないのだ。そこには制限もあるが、自由な解釈でゲームの方向性を紐解くことで、ひょっとしたら面白いゲームが出来るかもしれないことをこのゲームは呈示できていると思う。


そういう意味では位相幾何学(トポロジー)をゲームに応用する、ということは閉塞的なゲームシステムの改善的無策に対する、ある種の対抗行動になるかもしれないと、あたしは感じる。おそらく上記のようなゲーム類は、かつて芸術作品「ゲルニカ」で世界に衝撃を与えたピカソのような、ショッキングな”市場改革”を、ゲームの分野で新たに巻き起こす先端的なモノゴトなのかもしれないと、あたしは思っている,,,