ゲームに偏見を持つのはもうやめよう。 | ゲヲログ2.0

ゲームに偏見を持つのはもうやめよう。



Xで見た光景『ゲーム男子はダサい?』

なんかどっかの女優さん?だかインフルエンサー?だか何だかが【ゲームやってるやつダサい説】をぶー垂れていた(というかXでそれを見たw)ので…あたしも生粋のゲーマですが、そういう意見を持つのは別に悪いことではないと思う、むしろ良いことだと思います。十分、思想良心の自由の範囲内。ですがおかしい面もある。例えば、男性でゲーマは悪いならば、女性でゲーマってのはいけないんですかね?っていう反論はあるよね。あえて男性ゲーマをくくって批判する意味があるのか?でも、そんなことで感情的に反論してもおそらく合理性に欠き、意味がない意見の吹っ掛けあいの論争になるのは見えているので、具体的な合理的理由を今ここであたしが示す。むしろ、それに限って指摘していく気持ちでw

GPGPU(スパコンの中核技術)はゲームで培われた

まずね、ゲームって産業の裾野としてとてもでかいんですよ。半導体とかAIとかいろいろあるでしょ。前々から何度も言ってるけど、これはLinuxの開発者だったリーナスも著書で言っていること。ゲームで培われた技術ってのはGPGPUという立派なスパコンのミソの部分になってるんです。あまりにも強い影響力をゲームは持っているといっても過言ではない。GPGPUの技術はスパコンにつながって、スパコンの技術は様々なシミュレーションの技術につながっている。これは理系の人ならだれでも知っていると思います。それぐらい常識的なことです。だからゲームだから、といってなめてかかるとダメなんです。まずこれが第一の理由。ゲーム用に使われている半導体がグラフィカルな演算に強く、それを連結して組み込むと普通のCPUベースの演算よりも効率が良い。これは当然のことです。ロボット技術にも使われているよね。

AI(人工知能)もその応用技術の範疇

さらに、突っ込んで言うと、ゲームのAIってのはGoogleの会社とかチームが産業応用が可能だって、一時期めちゃくちゃ開発に力入れてました。これもひとつ前の話と重なってるんだけど、シミュレーションの分野にかなり近い技術を持っている。「グランツーリスモ」って簡単に言うけど、めっちゃくちゃ社会にとって重要なタイトルなんですよ、実は。空力のシミュレーションや駆動系のシミュレーション、もっと言えば、有限要素法とか。いくつもの産業分野にとって重要なものごとをゲームは共通項として持っている。凄いことなんですよ。ゲームで生きていくっていってもAIとかの応用の側面もある。単にゲームのプロ(笑)だけじゃないんです。e-Sports(笑)だけじゃないんですよ、マジで。いろんな可能性があるんですよ。

応用数学にも相関的影響性を持つ

そこらを押さえていくとわかるけど、ゲームを支える技術・特に数学ってのは、すごく重要な応用数学の局面を持っている。ひろゆきの論争で一時そういうのがあったですけど、カプコンはしっかりとXで反論してたよね。虚数とか純粋数学に近い部分、整数論みたいな別所で扱われる部分が実は応用性があることが近年かなり明らかになってきた。例えば、複素解析学なんかは、実数と虚数を同列に扱えるゲームを支える重要な技術だと言われている。まぁ数学はあんまり詳しくはないが、たぶんバリマックスとか回転系の学術部分がゲームにも使われているんでしょうね。特殊な関数を使えば、スプライトの回転表示をできる。古典的なPGを支えている数理的な技術。哲学や数学で培った技術はPGにも応用できる。ゲームもまたその範疇に食い込んできている。少なくともこうした高等な学問がゲームで使われていないわけがない。むしろ積極的に使われている。だからこそ、なめてかかっちゃあいけないんです。

教育用途やゲーミフィケーションのことも忘れてはならない

あと、ニュアンスはわかるだろうけど、教育用途にも応用できるってのもあるよね。ぶっちゃけ「Minecraft」なんか、教育コンテンツとしての立場のほうがエンタメ的立場よりもでかいでしょ?造形的感覚を養ったり、回路解析の基礎とか、機構的学びってのもありますよね。こういうのって、非認知能力とか言われてて、今とても教育のプロセスにおいて重要視されている部分です。具体的にこれまでの教育指標で測れない部分をカバーリングできるってのが、極めて貴重な経験になる。教育科学的に見ても合理性があるわけです。たしかに「Minecraft」一辺倒ってのは悪いと思いますよ。マイクラから始まって、別の分野に波及していくことがあったらいいじゃあないですか。PG言語の基礎を学べて、自由自在にPGできる子供も多く出てくるのは間違いない。そういうきっかけづくりをしてくれるのが、ゲームっていうコンテンツなんです。広くとらえてほしい。ゲーミフィケーションっていうじゃないですか。ゲームの持つ力をゲーム以外にも応用する…すごく重要なことなんです。

愛すべきわが子が任天堂に就職出来たら…実際どう思う?

それでも、ゲーム批判する人にはこう言ってやったらいいと思います。この投稿の最後だからこそのあまりに低レベル・低次元で感情的な反論になってしまうのですが、『あたしの彼氏、任天堂に就職したんだけど…それでもゲームってダサい?』って。ちょっと考えれば、わかることですが、すくなくとも、任天堂みたいな世界を代表する超一流の企業が、ゲームっていうコンテンツのメリット・優位性を多数抱えている時点で日本にとってどれぐらい+なのかってのを実感してほしいですね…日本にはゲームの会社がいっぱいあって、世界でもゲームコンテンツがプレゼンスが増している中で、その重要性は再評価されていくと思いますよ。この世のご両親が、わが子がそういう立派な会社に内定もらったらフツーに誇りに思っていいと思うんですけど,,,果たして、あたしだけですかね?うれしいのは。