神話みたいな話の残る伝承の島から船で出航してローグライトばりの戦闘繰り広げるゲーム
船乗りローグライトゲーム「Ship of Fools」のデモ版がプレイできるようになっている。本リリースは22~23日とその日は近い。パブリッシャに日本人もおなじみのTeam17がついているのでかなり安心して邦語プレイに挑める。ではゲームの解説に入る。
ゲームは、故郷をモンスターたちから守るために船出をする…というさわりから始まる。話はかなり簡潔、すぐに懇切丁寧に全部教えてくれるチュートリアルにシームレスに移れる。甲板上で繰り広げられるACTプレイを主とする、異色だが分かりやすいローグライトなので、求められる理解力は全然高くない。よって、ゲーム導入の敷居は低い。だが、ゲームプレイの引き出しが豊富で、オリジナリティに溢れている。
甲板上から手の届く範囲であれば、近接攻撃が使える。手の届かない範囲では、間接的に手持ちの近接武器を振り回して遠隔攻撃をはねのけたり、甲板際に搭載可能な砲台を使って周囲に巡る海上の敵らを撃ち倒していくという流れが基本になる。自キャラのHPはなくて(スタンとかはあるけど)、あくまで『脆弱な船を死守する』という観点で船自体の損傷を最低限度まで低減することが求められる。ローグライト特有のリスク管理をこの船主・船員の立場から再定義出来ていて、ここ最近多めの”システムコピペゲー”ではないという独自色を示してくれている。
当然、ローグライトゲーだから、周回性という点で機敏に富んだシステムを有している。島に住むおばばのショップを利用したり、工学の技術を応用したりすることで、船やプレイアブルキャラクターをアップグレードしていける。それらは大別すると、船自体のアップグレード要素・キャラクターのスキル上昇要素・特殊な効果を持つバフアイテム要素、この三要素に振り分けられる。周回プレイするごとに新しいハケーンがあり、基礎能力をアップグレードできるが、バフリプレイ頼みでは容易に克服できぬゲーム性がある。高難易度なので、はじめのうち、ステージ最初のほうで脆弱な船は高頻度に敵の攻撃を被弾し難破しがち。ぶっちゃけファーストプレイでボスまでたどり着けたら神レベルじゃね?
※画像:ゲーム「Ship of Fools」(プレスキット)より引用.