回転寿司チェーン業界はデータサイエンスの”踊り場”か? | ページ 2 | ゲヲログ2.0

回転寿司チェーン業界はデータサイエンスの”踊り場”か?



思えば、横浜の国公立大学にデータサイエンス科ができたことを筆頭として、一ツ橋・滋賀・立教・武蔵野各名門大学においてもそれらに追随する勢いでDS科を作り込み始めています。大学院含めて、高等教育業界も、データを巡っての教育領域を活発化させているのです。これは社会の二―ズがそうした領域に継承・発展・新設していく流れに乗っかっている様相を呈している。

ここまで来るとさらに語りつくせないほど裾野の広い領域になっていくと思います。特にデータサイエンスの学問領域はPGをある程度学べば、AIに代替されない分野だといわれて久しいです。現に物理化学系のひとや医学系のひとがデータ処理に関わって高度な研究をしている事例は山とあります(だからこそ大学院の役割もある)。

ロジカルシンキングを求められる、また、高度なデシジョンを求められる職にありつくきっかけでもある。当然、その職域が上がれば上がるほど、年収も上がるでしょうね。裾野の広さ、という意味では、教育業界はもとより、チェーン店・特にこれら回帰決定系の典型的なメトリクス分野では貴重になっていくはずです。

はたや、なぜここまでする必要があったのか?ということを考えると、謎は残ります。こんな古典的すぎるものをコピペしておくってのは、はなはだ疑問です。チェーン店のマクロ的な経営手法などは頭の中にバコバコ入れておけばいいだけであって、書類や物理的なデータ・あるいはクラウドに保存しておくなどそのようなバカげたことはフツーしないはずです。頭の中でシミュレーションできないとなるとそれは経営にはならないでしょう。

ましてや、チェーン店のような回帰決定的な分野では、業務のフローはいたって単純なはずなのに、ヤリクチがあまりにもお粗末すぎた、という結論はあって当然有力です。ノウハウをコピペするのは大学の実験レポートでもダメだってよく教授陣も言いますよね。あれと同じ。あまりにも一線を超えすぎている、管理職として。

いずれにせよ、これから知財は『知識の財産』としての意味合いを強め、その権利保護のための法整備はかなり進むでしょうね。さらに今後、こうした”ネタの消費”に対しては世論が厳しくなっていくでしょう。そして内部告発者の保護もかなり重要に思われ、その保護姿勢がより一層、今後は強まることが予想されます。