BFのデータもCoDのデータも一元化したところからのほうがいい比較になると思ったので、Video Game Sales Wikiからデータを借用した(Video Game Sales Wiki [1] [2])。このグラフを見る前に注意しておきたいのは、三点ある。
・BFとCoDとでシリーズ違いを色分けで判断していること。これが第一の注意点。
・次に、ふたつのシリーズ種ごとに上に行くほど最新作にはなってはいるが、年毎の比較軸を作れなかったので、発売年の比較には慎重になってほしい点。これが第二の注意点。
・最後に、コンソールなどプラットフォームごとには取りまとめてはおらず、『一元化』とはいってみても機種ごとにはバラバラ対応しているゲームの判断になっている(できる限り記載プラットフォームすべての総和には近づけている)こと。これが第三の注意点。
この三点には特に注意してグラフの解釈をしてほしい(またそうすることとする)。
思うに、この【シリーズ売り上げ解析編】で総じてわかるのは、CoDのほうがBFを圧倒しているという点だ。どの時代においても基本的に優れた売り上げをCoDは見せている。それに対して、BFは巨大タイトルの中でもライバル格のはずのCoDに敵ってはいない。それぐらいシリーズごとにみても総和でみても負けている…。これはどうやら歴然たる事実なようだ。
例えば、シリーズの初作として発売されたものをはじめとして比較してみると…
・初作BF1942 vs CoD:FHでさえ、2百万本もの差がついている。
・俯瞰するとCoD:BO4を除けば、CoDの圧勝であるのは間違いない。
・シリーズごと最低売り上げの比較でもCoD(BF2142 vs CoD:BO4)に軍配が上がる。
・最新作のBF5でちょっと巻き返しているし…
・第一次世界大戦をテーマにしたBF1はかなり売り上げを伸ばしたものの…
・統計上のCoD最新タイトルCoD:MWの30百万本(3千万本)を超す勢いはない。
また、次のことも読み取れる。
・大体の最大値30百万本の半数(15百万本)を基準にとってみると…
・CoDはこの域値を超える売り上げを11タイトル記録しているが…
・BFはこの域値を超える売り上げを2タイトルしか記録していない。
ということも条件の上でわかる。これは集計したタイトル数がCoDは16タイトル、BFは13タイトルであることを鑑みても(一タイトルあたりの域値達成本数を算出すると11/16=0.6875と2/13≒0.1538という簡単すぎる除法演算でわかる通り…)CoDのほうがずっと売れているタイトルが多いわけだ。
CoDに軍配が上がるという事になる!
(*´Д`)<つか、BFってBC2でさえ6.5百万本しか売れてないのかよ…