このRPGの戦闘システムは、ガチで『自由奔放』っす。一番簡単に言えば、SFCのカーデラのミニゲーム集を戦闘システムに応用させたという感じ。反射神経問うものやパズルチックな様々な要素が戦闘に組み込まれているんだけど、どれもがリスペクトにあふれていて、独自の解釈で、RPGにおける戦闘システムに応用されてる。物まねではなく、様々なエレメントに対して『こんなギミックの使い方があるのか！』という驚きに富んだリアクションをこちら側プレイヤー側が持てるような示唆に富んでる。見ていて飽きないんだ。自然と『こうしたらさらにいいんじゃねえか・面白くなりそうだな』という制作側の思慮配慮に関心できる出来になっとる。例えば、タイミングよくゲージアクションを決めたり、表のように囲まれた特定のエリアで繰り広げられる避けゲーのようなアクションギミックが実装されている（トレイラー・動画内ではその様子が端的に垣間見える…）。
やはりケチャマヨを象徴的に表すんは、キャラデザだよね。簡素にまとまってて、ブッとんだデザインってのはない。味のある手書きのグラフィックスがすごく魅力的で、キャラ立ちの要素にすごく寄与している。クオリティは簡素であるがゆえ、全体的に均一なレベルで維持できてる。無論、個人レベルでできるゲーム制作にあたって困難となる高品位なグラフィックスの再現という面では、正当な意味で反している。手書きの丁寧なアニメーションが実現されていて、その質素さ・簡素さが高度に統合されちょるのじゃ。シームレスにそれらが表現されているので、繰り広げられるRPG的な寸劇という背景にマッチングびっちりと接着されていて、かなり好印象なのでふ。
これだけの出来でまだまだボリュームアップは見込める。値段はEA中の現状、たった800円で済んじゃう。冒頭『革新的』とケチャマヨを表現したけど、もうひとつ言えるとすれば『800円のエンターテイナー』とも表現できそう。”ゲームとは何か？”というまっとうかつ正当な疑問に、真っ正面から逃げず、臆せず、媚びずに、自由な発想で答えている。まっことにお見事な出来だ！！！
( ﾟДﾟ)＜これコンソールで発売させる意義あるね。
