Introversion Software~古典的独立系ゲーム開発会社からヒットIPを抱えるデヴェロッパへ立身出世 | ゲヲログ2.0

Introversion Software~古典的独立系ゲーム開発会社からヒットIPを抱えるデヴェロッパへ立身出世



Steamにおいて彼らの関わったゲーム一覧ページをみれば一目瞭然なことだが、ゲーム開発スタジオIntroversion Softwareは、今や記憶を古くからさかのぼれる、Steamにおいて知る人ぞ知る古典的な独立系ゲーム開発会社のうちのひとつだろう。

Introversion Softwareは、古くは2005年の「Darwinia」にまでその記憶さかのぼることができる長い歴史を持つSteamプラットフォームにおける古株なゲーム会社であり、ハッキングをキーにした「Uplink」や、古典的な相互確証破壊をテーマにした時事ツール「DEFCON」に加え、「Darwinia」の続編である「Multiwinia」など、特にシミュレーションものを得意として、様々なジャンルに越境的にタイトル手掛けてきたことで地味ながら有力なスタジオだ。

中でも、収容所をテーマにした「Prison Architect」はそのタイトルの特異性でかなり話題になり、このタイトルをきっかけに、Introversion Softwareは強く飛躍、一般的な知名度を高めたといえよう。実際彼らのWEBサイトをみると『我々のスタジオについて』という項目で、このような文言が躍っている。

Introversion Software is one of the UK’s most-respected and successful independent game developers and publishers. Founded in 2001 by three university students, we have gone on to create six critically acclaimed video games including cult classics Prison Architect, Uplink, DEFCON, Darwinia, Multiwinia and Scanner Sombre.Introversion have previously been voted one of the top 50 Best Games Companies in the world and our most successful release, Prison Architect, has enjoyed stunning critical and commercial success winning a BAFTA for best persistent game and selling over 2 Million units on PC. Prison Architect was successfully acquired by Paradox Interactive in January 2019 freeing up the team to start working on exciting new projects.

テキトー訳:Introversion SoftwareはUKで最も尊敬され成功している独立系のゲームデヴェロッパー兼パブリッシャ―である。2001年3人の大学生が設立した同スタジオはカルト的で話題を呼ぶタイトルを次々と制作・販売してきた。世界で躍動する50のベストゲーム会社のうちのひとつに選ばれ、BAFTAのアワードを勝ち取ったタイトル「Prison Architect」は、特にその仕事として有名といえよう。このタイトルは200万のヒットを記録したIPであり、2019年にはParadox Interactiveに目つけられて、そのIPを買収された経緯を持つ。そして今、スタジオは再び新しいプロジェクトを手掛けることができるに至っているのだッ!

Introversion SoftwareホームページのAboutの項より引用.

彼らのタイトルのうちでも、今最も注目すべきは間違いなくタイトル「The Last Starship」だろう。このタイトルは、名作FTLのようなローグライト・メタ宇宙航行シミュレ―ションゲームになるようで、現時点でクローズドプレイテスト環境でSteamにて、テスターを募っている状況にある。2023年リリース予定の数あるインディータイトルのうちでも、最も期待されているタイトルのうちのひとつ。「The Last Starship」のプレイヤーは、宇宙船を駆り、資源を採掘し・難民を救い・外敵と対決していくのだ。

このあたりの詳説はAUTOMATONの既存の記事に詳しい(AUTOMATON)。タイトルの開発報告が今年2022年7月から途絶えてはいるが、2023年2月のリリースに向けて、獅子奮迅してくれることをあたしは望んでる。順調に開発が進めば、これまでの同スタジオの歴代作と同じよう、”強靭な”IPに育つことだろう…