【Steamゲームレビュー】「Demon Turf」~傑作「クラッシュ」シリーズを超えた3DACTプラットフォーマー | ゲヲログ2.0

【Steamゲームレビュー】「Demon Turf」~傑作「クラッシュ」シリーズを超えた3DACTプラットフォーマー



結論:本作は傑作3DACTプラットフォーマーである。
一言で言えば「Demon Turf」は神々しいゲームだ。

すとーりー

悪魔っ娘Beebzを操作して、悪魔世界の覇権争いを制し、悪魔の嬢王(Demon Queen)を目指せ!

げーむのしょーかい

端的に言うと、ゲーム「Demon Turf」は日本でもよく知られている「クラッシュバンディクー」シリーズのような3DACTプラットフォーマ―になっている。いくつか存在するエリアのステージを個別に攻略し、そのエリアを牛耳る悪魔であるボスを倒していくことでゲームは進行する。はっきり言えば、ゲームの主たる要素はこれだけである。

壁張付の例. 簡単にいえば、ジャンプを中心とする空中でのアクロバットアクションを基盤に据えたプラットフォーマーである.

プレイヤーはBeebzを操作して、彼女お得意なジャンプを基礎としたアクションを使い、そのステージを攻略していくことになる。このジャンピングアクションの髄を凝らしている点が本作を傑作にしている一番の理由だろう。ただ、”ジャンピングアクション”といってもふつーに想像できるような単純なものではない。二段ジャンプやコウモリへの変化を利用した空中浮遊等も駆使して、入り組んだ複雑な構図を持つステージをこなしていくことが求められるのだ。個々のステージはそのジャンピングアクションを攻略の肝たらしめるギミックに豊富であり、あれやこれやとプレイヤーを飽きさせない工夫がかなり凝らされている。自由なフィールドデザインと一体的に、そのフィールドの攻略バランス性もかなりの高レベルで保たれているので、攻略が苦にならない。途中でフラッグを揚げることで、その地点からリスタートする機能もあり、コアで、ユーザフリークな面がある一方で、難易度は比較的高めであるといえる。

波動拳!…じゃなかった. 掌圧ッ!!!

また、ジャンピングアクションだけではなく、掌圧のようなパンチアクションで適宜敵を倒したり、特定の条件を満たしたりすることで実績が解除されていく要素もある。ステージ攻略で得られたアイテムはゲーム内のMODである、能力の強化に使うことができる。例えば、ジャンプの飛距離を伸ばしたり、浮遊滞空時間を延ばしたり、掌圧の威力を増加させたり、と…このMOD的強化が街システムの中核にもなっている。また、この街のシステムにはさらなる実績が秘められている。例えば、写真館で特定条件の写真を各エリアで自撮り撮影して条件を満たし提出、報酬を獲得できる。このようにコアな攻略達成要素を多く持つゲーム作品ではあるものの、同時に王道もののアクションプラットフォーマーにもなっていて、プレイが苦にならない。YouTubeを見るとわかるように、既にスピードランの対象にもなっているようだ。

続きます…

※画像:ゲーム「Demon Turf」(Steam)より引用.