「TYPE-MOON」ブランドで知られるノーツはなぜ有限会社なのか? | ページ 2 | ゲヲログ2.0

「TYPE-MOON」ブランドで知られるノーツはなぜ有限会社なのか?



The・有限会社ノーツ

ノーツの場合はソフトウェア会社であることが有利に働いていると思われる。というのも、ソフトウェア開発は資本金がいらない。既存のフリーやオープンな開発プラットフォームになぞってPCベースで作業すればいいので、資本金がほとんどかからないのだ。本業の売り上げだけでやっていこう!というのであれば、ノーツも有限会社のままを名乗ったほうが都合が良い。

また、有限会社ならば社長のトップダウン方針の下、家族経営のような環境を維持できるという理由もある。異動や転勤といった社員に負担をかけることもほとんどない。小さいからこそできる会社経営もあるわけだ。ノーツが有限会社のままであることのメリットはこのように単純で、これに尽きるといえるだろう。

反面、ノーツに新卒で就職するなどといったことはほぼほぼ不可能な話ではないだろうか?もし彼らが就職希望者を会社で受け入れるとすれば、それはその時点においてその希望者は既に独立してかなりの財産を築く力量の持った”実力者”であるはずだろう。つまり、ノーツで新卒を受け入れるという事は例外中の例外であると思われる。ソフトバンクや日本電産とは違うベクトルで会社を”運営”しているのだ。

あくまでノーツは”作品”を売ることで成り立っているのだからね…(よーするに”小説家”に限りなく近い立場にある)