カメラだけで動かせる画期的なモーション系音ゲー「Starri」~VR機器は完全に不要 | ゲヲログ2.0

カメラだけで動かせる画期的なモーション系音ゲー「Starri」~VR機器は完全に不要



先日買ったんですけど、これはフツーに面白い。いわゆるKinect系の音ゲーといっていいと思います。画像処理の技術が進歩したので、カメラだけでプレイできる、新しめの音ゲーです。AIが人体の腕と頭および胴体を画像判定することで、このゲームメカニクスは実現されているのでしょうね。…んで、どんな音ゲーかっていうとホンマに簡単です。ノーツが複数出てくるのでそれに合わせてカメラ投影されている領域で体をリズミカルに動かす。これだけです。ポイントはいくつかあるのでそこを解説する。

VR機器が不要

これはデカいファクターだよねぇ…この手のトラッキングってのはカメラと画像認識の技術だけでもそれなりできるものであって、VRって本来要らないはずなんですよ。FPSと違って、手元に詳細トラッキングを施す必要がないってのもあるよね。ノーツはすべてVR認識が不要な範疇に留まっており、数万するVR機器が不要なんです。WEBカメラがあればすべて問題なし。全編プレイ可能。つまり…?コスパが良い。

豊富な曲目

この手の音ゲーで必要なのが豊富な曲目ですよね。もちろんEDMの曲が主体ですが、なんとポップミュージックもある。洋楽やアジアポップも、曲パックや曲単体でジェムというゲーム内通貨を通じて購入が可能。アリアナグランデとかの洋楽もあれば、シンディワンやシアみたいなアジアのポップミュージックもある。一方で、邦楽があんまりないのが残念ですね~…ここらの権利関係はもう国内でも緩くしてほしいんですがね。でもまぁ120曲目があるということで、有名曲もプレイ可能で困ることはない。

難易度ほどほど

二つの大まかなモードに分かれるほか、難易度はノーマル・ハード・あとその上(名前は忘れた)の三段階に分かれてる。Catchのほうは正立で正面向きに輪に現れるノーツを押さえていく。Slashは前方向に移動しながら、やってくる様々なノーツを処理していく。どっちとも魅力があって、奥深い音ゲーの実装方法に挑んでる。カメラ性能のおかげかわかりませんが、全体的にperfectタイミングも押さえやすい。難易度ほどほど、とはこういうことだね。

消費カロリーがわかる

「ビートセイバー」でダイエットした事例や、先行研究でVRのダイエット効果について論じたものは多くあることはご存じかと。本タイトルでも消費カロリーが曲目をコンプリートしたときにいちいち提示してくれる。でもね、消費カロリーは少なめですねw毎日十回ぐらいハードをコンプリートしてようやっと100キロカロリーってとこですかね。ここらはもうちょっと、工夫してほしかった、と贅沢なことを言っておこうか。動いたーってことでお菓子でも食べちゃうと意味がなくなるっていう…


Nexってところが開発配給してるんですけど、ココすごいモーション系のベンチャー企業っぽいでし。ビッグテックでの技術経験やマネジメント経験がある方々が関わっているみたいですね。もともとスマホでプレイできるやつで、それが2023Q3にSteamに登場したようです。