ロックマン風ローグライトFPS「バトルシェーパーズ」~高難易度を好むローグライトFPSヲタ耽溺の出来 | ゲヲログ2.0

ロックマン風ローグライトFPS「バトルシェーパーズ」~高難易度を好むローグライトFPSヲタ耽溺の出来



凄まじく難易度が高いっす。FPSとしては、「Doom」とかのスピード系に近いのかな?でもね、ロックマソのアイデアを多く取り入れていて、本当に新鮮なFPSになってると思うよ。ちょっと記憶を頼りにレビューしてみます。はじめに言っておくけど、間違いなく傑作ですわ。ぜひ、買うべき。一言で言うと『これまでプレイしたことのない感覚を覚えるFPS』です。

FPSとしての特徴

先にも書いたけど、「Doom」「Quake」のようにスピードに乗って戦うFPSです。リアル系では間違ってもありませぬ。そこは押さえておいてほしい。んで、能力を次第に拡張していくことでいろんなアクションを増やせる。例えば、体験版でデフォでできたダッシュ。こいつも拡張アイテムになってます。ジョイント地点みたいなところがマップに点在しててそこでロックマンみたいに拡張アイテムが取れるんだよね。一番基礎となるダッシュアクションもそういう設定だから、ダッシュできねーっていうのはバグでもなんでもない。そういう仕様です。まだここらしかとってないけど拡張性がある、という点で、ロックマンのFPS版と言っていい。実際、開発もそこらを意識している、と明言している。だから単なるローグライトFPSではなく、ロックマン風ローグライトFPS、とレビューできる、そんなゲーム。

シールドと本体HP

これね、面白いのはシールド+自分のHPとなっているライフ制のところかな。シールドは別枠で割り振られていて、DMGを与えられると、シールド☞HPの順に削られていく。HPがシールドに守られている…ということだね。なんだ単なるよくあるスピード系FPSの要素じゃないか?って思ったかな。でも違うんだよなー。実はシールドは条件を満たした瀕死の敵を殴ることで回復させることが出来るんだ。んで、瀕死の敵を殴る、とエフェクトが発生して周囲の敵を巻き込みながらぶっ壊れていく。中程度のDMGを周囲を巻き込んで与えるとともにシールド回復させることができる…というかなり見たことのないユニークなメカニズムを組み込んでいるんだよね。だから、必死で立ち回って敵弾を避けながらうまい具合に戦い抜き、シールドゲインを目指す必要性があるんだ。ここがこの「バトルシェーパーズ」を傑作にしてる最大の要素だと思うんだ。

敵機の多彩さ

これもすげーんだよ。基本、敵は機械なんだけど、多種多様で単純な描画・デザインに徹することがない。例えば、通常のドローン型の敵もいれば、爆弾付きドローンもいる。通常のロボットも何種類かいて、色違いで性質が異なったり、自爆するミニエネミーを生産する生成ロボットもいる。支援ロボットもいるし近接攻撃してくる高速接近型の高機動ロボットもいるよ。大体基本的な敵の種類はこんなもんかね。多彩でかなり当たり判定のでかめの攻撃をどのドローン・ロボットもしてくるので、そうとう道中きつい。緊張感がないとすぐにシールドを破られて、シールドゲインを目指す中で、HPも焦り削られていく…そういうゲーム難易度になってる。相当というか、正直かな~りシビアだよ。

ボスについて

すんげ―強いです。めっちゃ強いっす。40シールドが一撃で持っていかれます。HPも同じぐらい一気にかっさらわれます。もうロックマンを3Dにした、というだけで済むほどではない攻撃力です。ロックマンで例えるならば、エアーマンの攻撃力を三倍にした、という説明でも誇張ではない。どうやったら勝てるんだ?っていうぐらい攻撃範囲・スピード・頻度も高く、極めてセンシティブになって避けながら多数の弾丸を撃ち込む必要がある。繰り返すけど、ボスつえーです。一番弱めのボスであっても、体験版の時よりも、より強くなってます。これどうやったら勝てんの?攻撃力インフレしすぎやないかな?っていう。

ローグライト要素

ローグライト要素としては武器のアンロックや基本能力の拡張ということになるね。お決まりだけど、ステージに入る前にそういう拡張のためのジョイント地点みたいなんがある。ここで拡張できる。例えば、基本シールドを増やしたりもできる。でもね、アンロックの要素はけっこう条件を満たしていないと、使えないものも多かった。だから道中で敵を上手く倒して、ステージメカニズムを理解したうえで様々なチャレンジ要素に取り組む必要がある。そうすることで、効率よく初期ジョイント地点で、多くの能力を拡張できるんだ。ちなみに、お金のほうは拡張のためのアイテムとは別枠、当然やられるとロストするので、道中で積極的に使うべきです。

グラフィックスデザイン

素晴らしいですね。ロックマンに影響受けているっていっても3Dになってますから、独自のアレンジが効いていて、オリジナリティあふれるFPSになってる。どっちかっていうとトゥーン系に近い。ポップさがあってそれでも硬派さも捨ててない。そういうグラフィックスデザインなものだから、表面上のプレイ感覚はとても新鮮です(もちろんシステマチックな奥深さあるプレイ感覚も残る)。これまでプレイしたことのないタイプの高難易度ローグライトFPSですね。高い難易度のローグライトヲタがいるならばコイツは間違いなく2023年秋季でプレイすべき、マストバイな一作です。


とにかくボスが堅い…堅牢で、攻略しがいのある高難易度シューターです。ちなみに、UBIモントリオールの元スタッフで構成されるチーム:Metric Empireが開発・配給をともに担当してるYO。まだEA期間中なんで、今後頻繁に調整がされるだろうな。今後より実装面を増やしバランス取りを攻めれば間違いなく台風の目になる。無論現状でも十分に遊べますがね。

(*´Д`)<まだワンステージもクリアできてないよ…