Frostpunk

評論

『Frostpunk 2』は「資源の人類史」を辿る

人類の破滅というのはしばしばデジタルゲームでもテーマにされやすい題材だ。期待されるゲーム『Frostpunk 2』が辿るのは、そうしたあれかこれかというキルケゴール的選択を題材にした人類史に他ならない。思えば、我々は政治的な選択上、そもそも切り落とす部分と救済する部分を暗に日頃からセレクトしている。どこか選択をすればどこからか切り落とす部分が出てきて当たり前で、これがアメとムチという政治政策の真意だ。切り落とす部分がムチ・救済する部分がアメ。 『Frostpunk 2』はそうした政治的選択に失敗した指導者を象徴的テーマにしている。資源が限られた人間の未来、そこであなたがリーダーになり仮に失政を敷けば、臣民の命と等しく政治的リーダー、つまりあなたの命もない。前述するように現在の政治においてもこれは同じことだ。誰かが失政し、そのために臣民・国民に過度な生命の負担を強いれば、そのリーダーの政治的運命はそこで屈する形で潰えるだろう。『Frostpunk 2』はその題材に資源量の問題、つまり環境問題を見たゲームだ。その仮想上の世界においても無限の資源などはない。そして、パンクの世...