主に戦争が理由となって、そのHQをチェコに移してゲーム開発を続けているGSC Game Worldが、全世界期待のFPS「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」のゴールドを報告した。国内のゲームメディアではゲムスパ・AUTOMATON・doope!らがそれぞれ報じている。本作は2007年に発売された「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」の正当な続編で、その初期発表時から14年を経たうえでのリリース、ということとなる。
ゲームは、今月の11月21日にPC/Xbox Series X|S向けに発売予定で、日本国内ではSEGAが販売を担当する。PC向けには各種プラットフォーム、Steam・Epic Games・GOG・Microsoft Storeにて発売となり、特にMS Storeにおいては、Xbox Game Pass向けにも提供されることとなっている(あたしもゲーパスでプレイするつもりです)。日本語対応。
ゲームは原発で有名なチョルノービリ(露語:チェルノブイリ)放射能汚染地帯付近のZONEをその舞台にとっており、一攫千金を狙うラッシャー(ストーカー)たちによる闘いを、ゲームジャンル:サバイバルホラーの風味で描く。プレイヤーは主人公を操作し、突如発生したミュータント・アノーマリー・武装派などの荒くれものたちが闊歩するZONEを、孤高のストーカーとして闘い抜くのだ。
このIPの既作…特にシリーズ初作は熱心なコアファンが多くいることで有名で、現段階でもMODやサードパーティプログラムが様々なソースから出されている(あたしも露助のサイトから怪しげなPGを落としてPCを壊した経験があるぐらい)。サバイバルホラーのジャンルにおける第一級のIPというのがファンの間での評価である。まるで生きているかのように活動する敵AIは特段高く評価されていて、独特なゲームの雰囲気もファンを未だに惹きつけてやまない。
今回ゴールドが報告された二作目はオープンワールド・非線形のストーリー・先述した高度な敵AI・刷新されたグラフィックス・複雑な銃器の整備システムなどが特徴とされている。アルティメットエディションやデラックスエディションといったより高額なデジタルパッケージでは、DLC収録・追加クエスト・コスチュームやスキン・アートブック・サントラなどがついてくるという。
ゲームの和語レポートとしては、4Gamer.netの記事が一番優れているとあたしは思う。わざわざこれをひとつひとつ踏襲するのは面倒なので、あえて一言で言うと、『正当進化した高難易度サバイバルホラーテイストFPS』といった感じかな。同記事レポによれば、前作では探検できなかったフィールドも踏破できるようになっているという。レポでは、特にそのNPCの多様性がピックアップされている。
See you in the Zone, stalkers.(んじゃ,ZONEで会おう,ストーカー達よ)