複合的VR不要論 | ゲヲログ2.0

複合的VR不要論



記事の要約:VRは買う価値がある。独自の空間に自己を投影できる没入感をもたらす革新的なデバイスだからである。だが、視認性の問題も含め技術的な課題も大きい。それゆえライフサイクルが早く、金額がかさばる。そもそもVRを必要としないゲームアイデアも存在するため、VRが根本的に必要かどうか?=VR不要論も問い続けなければならない。ゲームを構成する新しいアイデアも当然存在する。

VR不要論

新しいアイデアがあるとそれが例のごとくブレイクスルーになって、市場が発展していくっていう、これまでの経緯はある。VRに頼る必要が本当にあるのかっていう面も含めてちょっと考えたいと思います。友人でVR機器いらねーよっていう方が多いのでね。大体にも逆を王道とするゲヲログらしくVR不要論と高らかに銘打っておきます。

VR最大のメリットと最大のデメリット

まず、VRがあると臨場感のある体験ができる。これが一番のメリットでしょうね。仮想空間に自分を投影してそこで自由気ままに遊ぶことができる。没入感があるんですよね。例えば、ルータシューターであれば、まるで別の空間に飛んで遊ぶことができる。新鮮ですよね。でもね、既存のVR機器はつけてる感が半端ない。だから、没入感があるといっても閉塞感を質感として感じてしまう。表裏一体のメリットとデメリットですよね。

VR機器のライフサイクルに関して

あと網膜投影とか備えている高価なVR機器でないと、つけてる感=閉塞感が強くなってしまう。高いハイモデルでなければ、高価な体験ができない。ライフサイクル/製品サイクルがかなり早いです。例えば、あたしのもっているオキュラス系のVR機器はもうモデルが3~4まで進んでいて、最新のやつを買うことがVR機器の最先端追いかけるにあたり必要となってくる。そのたびに数十万のコストを投じるのはちょっとハードルが高い。辛いところです。

トラッキングと新製品

あとVRはトラッキングの多様性がある。足のトラックをはじめとしてフルトラックが必要になるゲームもあれば、そうでないゲームもある。つまり潜在的なコストも高い。基礎的なコストも高ければ、付加価値のある新しいトラックアイテムなどの発展的なコストもある。次々と製品が投入される競争性の強い市場ですからなかなか難しいところがあるよね。

新しいアイデア

加えてこれね、VRいらねーよっていう革新的な視点もあるんですよ。ここも見逃せない。例えば、「Starri」はVRいらねーよ派の体験型音ゲーです。カメラの画像認識技術でやっちゃう。古くはMSのKinectが一番有名ですよね。VRって本当に必要なのか?っていういい形式のイノベーティブな製品やソフトは出てくるでしょうね。例えば、音声入力をゲームに最大限いかしたソフトはあまり出てない。マイクやカメラだけでできるゲームがあるといいですよね。ルータシューターをカメラだけでできるようになったらいいですよね、こういうアイデアもある。

VRは買う価値があるのか?

あると思います。ですが、メリットとデメリットが双方同じぐらい高いレベルで提起されるデバイスなので、ここを鑑みると良いと思う。ですが、VR機器が本当に必要なのか?不必要なんじゃね?っていうそもそも論=VR不要論もまた考えられる点です。根本的な問いを忘れず、技術的な課題を語ることが求められているデバイスだと思いますね。