DLC「ウィンターズ・エクスパンション」の発売は、カプコンにとってもゲームプレイヤーにとってもWin-Winの関係を構築するものだ. 素晴らしいシリーズ展開の手法だと俺は思う.
イーサンの”実存”とは、ゲーム「バイオハザード」シリーズにおけるイーサン・ウィンターズ最後の舞台となったシリーズ最新作「バイオハザード ヴィレッジ」におけるエンディングシーンに隠し伏せられていたもののこと。「バイオハザード ヴィレッジ」というゲームは、そのラストシーンでイーサンから助け出されたイーサン自身の娘ローズが少女に育ち対テロ部隊の一員になっていることが示唆され終わるのだが、そのラストシーン最終盤でイーサンがローズの乗る車と相対して歩きながら近づいてくるのだ。
※参考リンク:【ネタバレ注意】EDに映るあの人物を視点変更で確認したら予想外の人だった【ホラーゲーム 実況】バイオハザードヴィレッジ BIOHAZARD VILLAGE バイオ8 – YouTube
このつべ動画は(おそらくMODのようなものを駆使してだろうが…)そのイーサンの”実存”を確認するものだ。曰く『手が粉々になっていたり包帯を巻いていたりすることからイーサンで間違いない』とのこと。このことから毎度毎度のシリーズ恒例の考察の一環として『イーサン待望説』が巻き上がっていたわけだ。事実、この動画のチャンネル主催者はイーサンの”実存”について次のように言う。その”実存”の理由は三つ考えられるという主張だ。
①シリーズ・イーサンのラストを飾るイベント的要素であるという理由
②ローズのお助けキャラとしてイーサンが後に活躍するというルートのために用意されたとする理由
③イーサンの顔データがTPS版「バイオハザード ヴィレッジ」(DLCで実装)のために保存されているとする理由
今になってこそモノホンとして納得させられるが3つの理由のうち、①③は多少誇張があれどもかねがね正しいのだ。①イーサンがラスト登場を飾った理由もカプコンの立場としても意味が十二分あるだろうし③イーサンの三人称視点というモードもそれら今回の「ヴィレッジ」のDLCでも実装されるということは確定している。無論、TPS関連DLCの開発情報も以前からあったものの、このチャンネル主催者の言っていることは大まかに正しかったことが裏付けられた結果と結論としていいだろう。加えて②DLCで実装されるローズ編でイーサンがなんらかのお助けキャラとして登場する可能性も否定できない。これらの情報はある程度4Gamer.netの記事で確認できる(4Gamer.net)。
今回発表されたDLCは「ウィンターズ エクスパンション」という名称で、その発売日は今年(2022)の10/28になっている。本編とこのDLCがセットになっている商品も発売されるという。さらに「バイオハザード RE:リバース」も同日リリース決定(これについてはゲヲログ2.0で純が懸念を随分と前から十二分に伝えているのでその点は彼女の解説に譲りたい次第だ)。
なお、このDLCには「ザ・マーセナリーズ」の強化版も含まれるという(ローズ編・イーサンTPS版と並びDLCによる三つの新コンテンツが揃ったことになる)。また、PSVR2対応版「バイオハザード ヴィレッジ」も開発中らしい。さらにはMac環境下でも遊べるように…との配慮もあるようで、まだまだ”イーサンの章”には注目すべき動向が残りそうでありゅ。なお、冒頭示したつべ動画は本編とDLC部分が合体した「ゴールドエディション」に関するもの(DLC部分「ウィンターズ エクスパンション」と同日発売)。