前述のリンクでも示したように、「GTA 6」のリリースが2022年3月以降になるのはテイクツーインタラクティブの決算報告によって決定済みなことだったようである。IGNによる報道でもわかっていたことを繰り返すが、2022年3月までの21のゲーム、このうちに「GTA 6」が入っている可能性はなかったという（関連リンク：GTA 6 Unlikely This Year As Take-Two Plans 21 Games For Release Between Now And March – IGN）。ここまでは既に分かっている情報だ。問題はこの報道で書かれている後半の部分だろう。テイクツーインタラクティブは40を超えるゲームを2022年4月～2024年3月までにリリースする計画を立てており、そのうちに19のコアタイトル（IGN原文にある”immersive core releases”と書かれているもの）が含まれ、さらに、その40の中に複数のF2P（基本プレイ無料）タイトル・スポーツシムタイトルも含まれるという。ほかにも複数のインディータイトルやモバイル向けタイトルもこの計画に沿ってリリースする予定であることが同リンクより報じられている（上述のリンク参照のこと）。
4Gamer.netがかつて伝えるたように、「GTA 5」の次世代機対応バージョンであるエンハンスドバージョンは、2022年3月にリリースされた（関連リンク：新世代機版「グランド・セフト・オートV」配信開始。“GTAオンライン”のスタンドアロン版も）。いずれにせよ、長期的なサポートを約束し、それを有言実行してきた「GTA 5」のセールスはいまだ絶好調、誰もが認めるように文字通りテイクツーの看板タイトルになったわけで、ここらが「GTA 6」がいまだに見えてこない理由の一つなことは容易に推測できる。今取れる利益分を巨大IP過去作のリニューアルで稼げるのであれば、それをテイクしないことはない。よーするに情勢は”あとだしじゃんけん”なわけだ。
流れからして自然と続編である「GTA 6」のリリースにも当然期待はかかるが、まだ噂の域を出ていない。信頼できるかどうかはわからないが、その噂の類の話によれば「GTA 6」は2024年もしくは2025年にリリースされるという情報もある。これについてはIGN日本語版の関連記事をさらに参照してほしい（関連リンク：GTA6は2024年か2025年にリリースか）。昨日あたりから「GTA 6」のリーク情報が明らかになっているが、こちらもオフィシャルなものかどうか・もちろん、開発サイドが狙ったものかどうかも、まったくわかっていない（関連リンク：「GTA 6」のゲームプレイ映像が流出か 真偽不明ながら大きな話題に）。
