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Netflix「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」はクッソおもろいwww | ゲヲログ2.0

Netflix「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」はクッソおもろいwww

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』オフィシャル予告編 – Netflix

ENAで放映されている韓国ドラマですが…クッソおもろいですwww

この番組はNetflixでも配信されてて、それをサブスクで見ることができます。結論から申し上げますとかなり面白い。論点がいくつかあると思うのでそれを評していきます。

法廷ものとしての面白さ

純粋に法廷ものとして完成度が極めて高いです。現実に沿った話ですから、解決策の立案もすごくリアリティがあって、法律の細かいところを詰まらせていくという物語の流れは見事。たしかにホンマの法曹からみたら、なんじゃこりゃwwwっていう点があるとは思うんですけど、素人の目から見ても完成度が高い。日本でも法廷ものは多く作られていますが、人間ドラマをお涙頂戴ドラマとはき違えた、クソのようなドラマが多い中、この韓国流で描かれたドラマはそういったものとは一線を画しています。日本のものがネッチネチしたドラマであるのに対して、本作は極めてクッキリとしたヴィジョンを示しています。法律の精細な面に至るまで解説が事実上、逐一入るので、わかりやすさも両立できていると思います。あたしは個人的に韓国の法制度と日本のそれとも比較してみたい、勝手ながらそういった意欲もわきました。

配役の適切さ

配役も適役で、上司のオモオモからなにからなにまで、人物のはめどころが素晴らしく、かつ、演技も上手いです。おそらくバックも俳優さんも相当優秀なんでしょうね。そういう中、見事にドラマで縦横無尽に発揮されるのが、なんといっても主人公ヨンウの個性的な面ですね。各々のキャラがたっていて、ジュノ、ミュンソク、スヨンをはじめとするヨンウの仲間の同僚はみな個性的で、もちろんヨンウはその中でもコア中のコア・コアコアなキャラですw。設定としては、ヨンウはソウル大学のロースクールをトップで卒業した(なんとスコア1500超)、自閉症スペクトラム障害を抱えている弁護士です。記憶力抜群で、発想力が自閉的な性質故に独特なものを持っている。だから、弁護士として”逆を突く形で”非常に有能なセンスを発揮できる…といったところでしょうか(娘思いのヨンウの父もソウル大学卒のエリート)。巻きずしが好物で、わけあって父親も巻きずし店を経営し、娘を育ててきた。

弁護士には高いコミュ力が求められるのは本当か?をドラマで描く

弁護士はコミュニケーション能力が秀でてなければできないとひろゆきも言っていましたが、ヨンウはコミュニケーション能力不足の人物。だが、空気で自分の作り出した雰囲気でその中で、様々な観点からまるでパース設計士のように物事を立体感でもってして察することができる面はある。つまり、自閉症スペクトラム障害だからこそできない、だけではないのですね。むしろ、コミュニケーション能力とはその過多だけではなく、過小の問題でもあり、その振れ幅を巡って巻き起こされる綱とり合戦のようなものだ、ということをこのドラマは提起しているように思います。つまり、振れ幅はでかいヨンウですが、有能さを発揮するところでは、ずばりと言ってのける。そして詰めずに、情報のマネジメントをやってしまう。いわばタイトルが示すとおり、揺れ動くようなスパンをもった、ふくよかな感覚を持ち合わせている、天才肌なのです。そういった懐の深さをまるで少女のような純粋な障害者である女性が実現してしまうギャップ萌えにこそ、この物語の核となる部分があると思います。

業界の、闇をも描く、リアリスト(句)~人間の物語

話は刑事事件から民事事件までさまざまです。弁護士業の黒いところもしっかりと描き切っているのは素晴らしい。日本の場合は黒い部分はあまり見せないでしょうね。ですが、さすがコンテンツ大国の韓国です。特に主演ヨンウを務める、パク・ウンビンは検証に検証を重ねて、配役の研究をしてきたと聞きます。もちろんウンビンに限らず、どの俳優さんも演技力がすごく高く、役とのはまり具合がすさまじいレベルでシンクロしている。ドラマって人間が作るもんなんだなぁ…当たり前ですが、そのことをいまさらながら意識された、常識的に考えたうえでのドラマ娯楽としてしっかり成り立っている。その全体のバランスの良さが、ヨンウの長めのスパンの感覚と両立している点には本当に驚かされました。

ということで『また韓国ドラマ?』なんていっているかたにこそおすすめです。「冬ソナ」…