ゲームメディアサイトGameWith~Steam配信ゲームも取り扱う方針へ【副題:できることからやれないメディアに未来あるわけなし】 | ゲヲログ2.0

ゲームメディアサイトGameWith~Steam配信ゲームも取り扱う方針へ【副題:できることからやれないメディアに未来あるわけなし】



記事の要約:ゲーム系メディア各種サイトは、積極的にできることを見つけ、できないことも含め市場開拓する姿勢を見せないトコは消えていく運命にある. そして、GameWithは消えないメディアだ。

GameWith~PCゲームも食指の範疇に

株式会社GameWithが運営するゲーム情報サイトGameWithがとうとうSteamゲー含むPCゲームに対応した(株式会社GameWith)。あたしとしてはこの傾向を歓迎したい。国内のゲーム情報サイトはPCゲーム市場にかなり疎く、ソシャゲやコンソールゲーム以外取り扱っておらぬというものが多い中、このニュースでGameWithはその”悪しき慣行”を打ち破ってくれたと思う。

確かに日本というお国柄、そのゲーム市場はPCゲームと疎遠で、国内市場も魅力的な大きさを持つマーケットんじゃないだろう。だが、世界のゲーミングシーンやプロシーンを見てほしい。画期的なゲームはインディータイトルも含め、Steamで配信されてからコンソールに移植されることが多いし、そもそもゲームの開発環境だってPCがないと整わない。このあたり意識してPCゲーム市場にフォーカスしているウェブサイトは国内で有名どころがほぼほぼ4~5サイトのみであって、具体的に言うとそれらは4Gamer.netやGame*Spark、AUTOMATONやIGNなどに限られる。

思えば配信のために必要な機材だってPCだ。誰がPS5でTwitchを使って自前の配信環境を整えようとするだろうか?そんなバカなゲーマはイマドキひとりもいないだろう。ゲーム系も含めYouTuberでPC環境がないひとなんているわけない。PC(パーソナルコンピューター)があるからこそ、多様なメディアに接することができ、情報を得ることができ、それらをツールとして具体的に活用させることができるのだ。VRもNFTも同じだ。このようなGPUの応用技術をはじめとし、PCでの環境をうまい具合に応用したゲームらは、当然、ありとあらゆるユーザにPC環境を前提として求めている。

よーするに国内のゲームメディア含む、大局的なメディアは、開発環境の情報や配信環境の情報も含め、時代の最先端を行くPCゲーム環境にまつわる情報をほとんど、まったくといっていいほど追ってこなかった。そのため、ガラケーと同じように極度に情報が偏り、多様なニュースを追ってこれなかった。それは誰もが気付けることでありながら、見て見ぬふり・知らぬふりをし、目先のPVやUUを多く稼ごうとするたがためだけに、多様なメディア媒体としての理想的スタンスを、わざと忘却してしまっていたわけだ。この流れが長く続き、PCゲームは聖域として開拓されてこなかった。その結果、ゲーム情報サイトのガラパゴス化がより進むという悪循環に陥っている。

この傾向は短期的にみれば広告による利益を多く生むだろうが、長期的な見方で市場を俯瞰したとき、ソシャゲやコンソールゲームなど単一的な情報に偏ってしまうがため、利益が低減していき競争性も失われ、同じようにゲーム環境を限定してメディア運営をしているものらとともに没落していくことん繋がるはずなのだ。