4Gamer.netも伝えるように、デッキ育成型カードゲーム(デッキ成長型・デッキ構築型とも言われる)の元祖と崇められる傑作「Dominion(ドミニオン)」のSteam版(共にモバイル版も)日本語化が決まったという(4Gamer.net)。対応作業は間もなく終わり、当然基本プレイ無料という形を継続したうえで配布される。なお、邦語版の配布時期は未定。
Dominion coming in Japanese soon!
— Temple Gates (@Temple_Gates) October 10, 2021
iOS: https://t.co/mlK6WXt5Fx
Android: https://t.co/hCOuZoCfoj
Steam: https://t.co/927YQHsQ4B pic.twitter.com/Eu1ssPZ7r9
この邦語化の対応表明は上述のとおり、開発会社であるTemple Gatesの公式Twitterにて表明されたものであり、確実に約束されたものだ。唯一J-Steamerとして問題だと思われる点はひとつだけ。「Dominion」と同じくデッキ育成型カードゲームとして名をはせる「Heart of Crown PC」の開発元FLIPFLOPsGamesから発売される予定の、ハトクラ新展開とされる新作デッキゲームが、どういう塩梅でこのタイムリーすぎる”本家様”の発表に対応してくるかだろう。
ハートオブクラウンは本日10周年を迎えました!
— ベルガモット@ハートオブクラウン (@HeartofCrown) June 12, 2021
これもひとえに皆様のおかげです!
そしてこれを期に…なんとハートオブクラウンの新たな展開が発表されました。
詳しくは公式サイトを、是非!是非!チェックしてくださいね!https://t.co/FcfHwMoT71#ハトクラ #ハートオブクラウン pic.twitter.com/9ra0vyduS4
もちろん、ハトクラはハトクラで神ゲーであることには間違いない。しかしながら、いわゆる『ドミニオンクローン』であることも、多数のSteamレビュアーが認めているのも事実だ。設計の根幹は元祖にあり、デッキを出し、得点を稼いで、領地カードで勝利点を稼ぐというスキームに沿ったプレイ内容になっている。あくまでハトクラは”ドミニオンありき”のゲーム・あくまで”クローンの中で一番優等生”である、というわけナノヨ…
今後、ハトクラシリーズの新展開がどのようにこの状況に対応するかは定かではないが、上手いことゲームシステムの根幹で差別化できるかが問われるはず。Temple Gatesは元祖にして頂点たるゲームを既に作ってしまったため、正攻法で、このデッキ育成型ゲーム市場で勝利を狙うだろうからナ。
ショージキ、とっくの昔からDominion Onlineというタイトルのサブスクで攻勢に転じている既存シリーズに対して一定のプレゼンスを今現段階から示すことは極めて難しいことだと思うんだよな…(参考リンク:表彰歴)