「Guidus Zero」~辛口・辛辣に考えてみても神ゲー【ローグライト超辛口批評】 | ゲヲログ2.0

「Guidus Zero」~辛口・辛辣に考えてみても神ゲー【ローグライト超辛口批評】



記事の要約:一言で言うと「Enter the Gungeon」7割+「Crypt of the NecroDancer」3割の割合でマージしたゲーム。シンプルながら中毒性が高く、EA配信中のいまだからこそオヌヌメできるゲーム。フツーに良ゲーで、人によっては神ゲーと評してもおかしくない出来です。唯一気になるのが高解像度表示時の立ち絵の浮ついた感だけ(これは個人的な感想に過ぎないカモ)。

いきなりですが…総評

まぁ神ゲーっとまではいかなくとも良ゲーであることには間違いありません。まだまだ遊べそう。

大局的なシステム説明

事前に考えていた通り、クリアリング型リアルタイムローグライクゲームとマスゲーの融合作です!…つって単に言い切ってもわからんだろうから、書いてみるけど、まず『このゲームはほとんどが「Enter the Gungeon」です』って言っていいと思う。そこの行動の区切り・行動の単位にマスが関わっているというわけです。正確に言うと「Enter the Gungeon」+「Crypt of the NecroDancer」ですっていう方が正しいと思う。BGM以外に音楽要素はないんだけど、「Enter the Gungeon」が7割+「Crypt of the NecroDancer」が3割っていう感じですね。要素要素の集合っていうゲームなんで、そのそれぞれ個々を解説してみっわ!

「Enter the Gungeon」7割の要素

まず、ステージはいくつかの部屋に区切られてます。そこの雑魚的をすべて倒す。そうしていくとジェムなりなんなりのシステム介入(ありていに言うとローグライト要素ということ)が入ってくる。最終的に部屋の奥にいるステージボスを倒せば次のステージに進めるというわけですね。この辺りの設計はホントに「Enter the Gungeon」の説明を踏襲しているだけなんです。ホントそれだけ。これが「Enter the Gungeon」が7割と言い切っているワケです。

「Crypt of the NecroDancer」3割の要素

んで、残りの3割が「Crypt of the NecroDancer」つっていったけど、事前に相手の行動は9割がた予想できるんですよね。なぜかっていうと、リアルタイムの中で行動があたかも某ネクロダンサーのように定型的に決まっているのでその範疇でリズムを刻みながら戦うことになる。つっても動画見たほうが早いよねっていうのはあります正直w。音ゲー要素は皆無。てか「Crypt of the NecroDancer」から音要素を完全に排除して、そこに「Enter the Gungeon」のフレームワークをぶちまけてはめ込んだっていうほうが納得いくと思うです。だからこそ、面白いですね。操作量は少なくても良いゲームは作れるということを証明してますね。

ローグライト要素

本作特有のローグライト要素にはいくつか特徴があるマッスル。本拠地(難破船)を拡張しながら、四つの要素を強化していきます。この四つの要素がストーン・遺物・特性・精霊結束です。よーするにストーンとかジェムみたいものを集めながらいろいろとアフェクトできる要素を追加していく…っていう大まかな理解で構わんと思います。この辺りは面倒なのでw説明を端折っちゃいます。自分もファーストステージの前半ボス、シャドウウィスパーを倒したばかりなので、よくわからない点が多々残っているのでね!

必殺技の要素+回復瓶の要素

特筆すべきなのは必殺技の要素があることかな。出血属性とかの時間的なDMG割り振り要素があったりで、前述したローグライト要素と合わせてみていくと、よくよく理解できると思います。いいとこどりでリアルタイム制とターン制の点々を繋げたような秀作なので、戦略性がある。いわばリアルタイムチェスゲームみたいなもんです。タクティクス要素とアクション要素を上手くつなぎとめているので、そこがイノベーティブな一作ですね。これで1500イェンぐらいなんで買っちまっていいです。フツーにプレイすればシステムはガテンが良きます。このゲームがスマートフォン向けに作られたもののアップグレード作である、ということもよくよく理解が行くところです。シンプルにこれだけのゲームですが、ポテンシャルは深いですね。あとダクソっぽい回復瓶(エスト瓶)ですかね?こいつもゲーム攻略の範疇に組み込まれてて興味深いトコロテンです。

最後に一点だけ個人的に苦言!言わせて

一点だけ個人的な苦言を呈するんだけど、立ち絵もドット絵にしてほしかった…っていうのはあります。立ち絵がドロー系のグラフィックスなんですよね。んで、あたしはWQHDモニタ使ってるからなおのことそう思うんだけど、立ち絵がデザイン的に若干浮ついてるんだよね。ドット絵を最大限活かす方向性で設計してほしかったですね。多分開発者は4K向けとかの高解像度向けのゲームとしては想定外だったんじゃないかな、と思うんです。開発環境がおそらくば若干4Kには及ばないところで作っているのでは?とあたしは推測してます。シンプルに作り込んだうえで戦略性もあって、シレンみたいなシステム系も持っているので、多くの人にオヌヌメ出来る一作です。ですが、デザイン面であたし個人的な反感は残りますね。ドロー系の立ち絵でもいいんだけど、やはりもうちょいここんところを高精細にしてほしいなあ…

結論

待ち望んでいたけどなかなかなかったゲームです。まぁ言い切ってしまえばこれだけです。

<シンプルだけど良ゲー…人によっては神ゲーの類デス♪

既に書いていたリリース前事前評価記事、こちらもドゾー。

<了>