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今更だけどMODとMADの違いを解説するわ



では対してMADとは何か?これは英文のMad…つまり気狂いの意である。特にアニメやゲームや動画や音楽含めた音声などのデジタルなコンテンツを気狂い的に改造したり構成しなおしたりした作品のことを言う。例えば、アニメのハイライトシーンや印象的な音楽をうまく組み合わせ、新しい価値を、情報材のカスタマイズによって生み出すような試みのことを言うのである。”気が狂ったような”-編集という意味を持つ。

MADはアニメ産業が深いかかわりを持っているファン文化の意味合いが根強い。そのため、MODほどは公認されにくい傾向にある。というか、もろ著作の権利に引っかかるためNGとされることがいまだに多い。例外として角川グループがアニメ円盤を買った人にはMADの権利を認める、というような先進的な事例もある。だが、この領域は未だ実験的であり、権利がらみには手厳しいアニメ・マンガなどのサブカル業界にとってMADは”天敵”であることがまま見受けられることも事実である。

よく勘違いされやすいが、このようにMODとMADは特に複雑な情報材の構成事例を除いて、実際のところ、全く別の意味である。MODとMADはスペルで中間のOとAが違っているだけであり、混同されやすいが、両者は意味が違っていて、そもそも比較すること自体にはまったく意味がない、とも言える。本記事のタイトルにはMODとMADの違いと名付けたけど、これは本来、純粋には全く意味のない比較である。