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MSがSkypeの時と同じ過ちをしないことを望む-Discord買収案件を巡って-

MSがSkypeの時と同じ過ちをしないことを望む-Discord買収案件を巡って-

とうとう、DiscordがMSに買収されるようだ。懸念はいくつかあるが、最も強いものが、

・MSがDiscordの機能性をダメにしないか?

というものだろう。かつて、MSはSkypeの運用で大きな過ちをおかした。たしかに当時、SkypeがP2PというあまりHotでない分野の技術を応用していた、というデメリットはあったものの(また現在進行形でP2PはHotな技術じゃなくなっているものの)複雑なインタフェースをわざわざ盛り、機能性を鑑みず、独善的に運用してしまったという過去がMSにはある。それも含めて、原因は複数あるが、

・特にスマートフォンアプリを含めて、デスクトップ版でもUI全般をダメにした

・競合他社との競争に負け、アプリ市場で劣勢に立たされた

・無駄なサブスクライブのシステムを設けた

これらがその例である。本家Discordは、機能拡充に伴い批判にさらされながらも、余分な機能はしっかりと省いてきた。紐づけできるゲームの販売機能を全廃したことはその代表事例だろう。ユーザーレベルの声に耳を傾け続けた彼らの事業が世界最強のIT企業に買収されようとしているわけだから、懸念の声が巻き起こるのは納得のいくことだ。

そもそもDiscordはゲーム開発の資金が尽いたことから開発の始まった、のっけのゲーマーご用達アプリ兼生粋のインディーアプリだ。新型コロナ流行によってゲーム需要が高まり、市場価値もガンガンうなぎ登りだった彼らのアプリケーションの行く末が、業界に混迷を招かないことを望むゲーマーは多いはず。あたしもちょっとふれてみた程度だが、Guildedのような、Discordキラーアプリが勃興し颯爽と登場し始めたのも事実だ。新しい視点で彼らはDiscordに挑もうとしている。

ファメも言うように、このような事業そのものに対するM&Aと社内民営化は、IT業界では今流行りの経営手法ともいえる。MSがDiscordその運用方法に、Skype買収のときと同じ過ちをおかさないことを、また、ユーザーの声に正当な立場から答え続けることまでも、あたしも一介のゲーマとして望む…