「神羅万象チョコ」事実上の精神的後編「超獣戯牙ガオロードチョコ」販売開始

「神羅万象チョコ」事実上の精神的後編「超獣戯牙ガオロードチョコ」販売開始

”ポラリス萌え”の記憶もいまだ新しい「神羅万象チョコ」の精神的続編が本日バンダイから発売された。その名「超獣戯牙ガオロードチョコ」というもの。イラストレーターには「神羅万象チョコ」の頃と同じ、原川光博氏を起用。世の不景気などどこ吹く風、魅力的な線画と緻密でくっきりとした彩色…カードイラストを描かせたら二の次はないともいわれた…世のおたくたちを風靡した同氏(氏によるHPは残念ながら”ない”ことでも有名)によるイラストカード付チョコレート菓子、刷新シリーズがスタートを切ったというわけだ。

このシリーズのチョコレート菓子全般に言えることだが、此度の商品の取り組みで一番強みがあるのは、コンテンツとチョコレートという食べ物を強くリンクさせたことだろう。チョコレート菓子と同封のカードイラストはスマホの写真機能で読み取れる”コード”と結びついていて、これをスキャンするだけで、スマホ内のアプリで当該イラストのキャラクターを管理できる…というデジタルカード管理システムとも言える、独特なマーケット戦略が特徴な商品だ。

もちろん、専用アプリケーションもリリースされており、カードのデジタル上での管理を主とし、ハードとソフトを超えた総合コンテンツにバンダイが参入したという点で、この試みは新しいとあたしは思う。従来の「神羅万象チョコ」シリーズでは、カードとデジタルコンテンツとの結びつきは”弱め”で、バンナムの作るブラウザ上の簡易ゲームとのタイアップなど限定的なものにとどまっていた。この点が指摘され、カードのみで完結することなく、それらがデジタル上で結びつくという改善案がアイデアとして発掘され、この度の企画リリースに至ったという経緯があるとあたしは(勝手にw)思ってる。

思えば、アナログカード市場はおもちゃ市場の縮小に伴い、急速に縮小してきた。MTGをはじめとして、デジタルカードゲームが世に蔓延、シェアを奪いつくしてきたわけだ。いまやこの『アナログからデジタルへ』という流れはカード市場にも強力に波及し、デジタルゲームだけで完結する、膨張するITゲーム市場の有力な一部になった。そこで白を切るわけにはいかなくなったバンダイは面白法人カヤックと提携、アプリケーションの制作はカヤックに委託し、アナログとデジタルの融合に乗り出した。GPS機能と連携するGO系のゲームコンテンツと同じくして、お菓子とデジタルコンテンツとの融合という新たなる構図を打ち出したというのが、狙いだろう。

新規性は、お菓子という”食べられる消費財(物財)”とカードコンテンツという”デジタル財(情報材)”との結びつきを強めた点。経営危機を脱しV字回復と急速な成長を成し遂げたLEGOと同様に、彼らは情報材の扱いに長けようと、変化を迫られている。思えば、ナムコとの”結合”はその狼煙だったのだろうな!

※アイキャッチ画像:Google Playより