MS(マイクロソフト)強化したXbox Game Passライブラリでゲーム業界に攻勢へ | ゲヲログ2.0

MS(マイクロソフト)強化したXbox Game Passライブラリでゲーム業界に攻勢へ



マイクロソフトが地力を発揮している。買収したベセスダのキラータイトル配信を軸に、ゲームパスライブラリの厚みを増そうとしている。”MSの強みが出ている証拠”だ。ちょっと配信タイトルを見てみようか…

「Wolfenstein」シリーズ・「Doom」シリーズ・「Dishonored」1&2・TES「Skyrim」・「Fallout」シリーズをワンコインでプレイ可能、このようなベセスダのキラータイトルを配信するほか、それらに加えて「Nier: Automata」・「Outriders」・「Undertale」…ゲーム史に燦然とその名を刻んでいくであろうゲームが多く配信されるようだ。加えて3月後半には近年稀にみる超ド級の和製大傑作「オクトパストラベラー」も登録されるという(※参考リンク:配信情報公式一覧)。ゲームファンとしては、遊んでも遊んでも遊びつくせないほどのボリュームと言っていいだろう(というかこれ全部クリアーしたら人生のそれなり大半をゲームに割いていることになるw)。

この様子をみて気付いたのは、ベセスダは失敗作がほとんどないということだ(かの駄作?FO76を除けば)。かってはBlizzard Entertainmentがその地位を盤石として譲らなかったが、今HOTなのは、凋落してしまった”ブリザード”でなく、やはりベセスダやその買収に踏み切ったMSだろう。また、MSはベセスダに投資したとはいえども、自社コンソールでの囲い込みは部分的にしかしないという。彼らのゲームに対する長期戦略に、見合っている行動だ。長く見れば「おまえの環境が気に食わない(いわゆる『おま環』)」状況を作り出すのは、MSとしても成長戦略に見合ってはいない。

鬼才ティムシェーファー率いるダブルファインでさえ、MS傘下に入ってからも、プラットフォームにこだわりは見せない様子を呈している(これについてはファメの既存の記事を参照してほしい)。だが、たしかにPSユーザにとっては悲しいことかもやしれん。大半が独占にならないとはいえども、一部部分的に独占になるからだ。だが、首を長くして待っていけば、SONY PSユーザ層にとっても中期的な恩恵はあると思う。

( ゚Д゚)<まぁ、本当に頭いいのはSONYじゃなくてMSなんだろうけど。

なんにせよ、完全な囲い込みはMSのゲーム戦略にあってないのは明らかだ。ゲーム人口を増やせば、Win環境とXboxコンソールを持つ彼らとしては、不況に強いモデルを構築できる。MS本社のお偉方やそのゲーム部門のボス・フィルとしても、技術屋兼稼ぎ頭でもあるこのビジネスジャンルに、今後も投資はいとわないんだろうな。