おもしろ短編集「ゲーマーズ!DLC3」葵せきな | ゲヲログ2.0

おもしろ短編集「ゲーマーズ!DLC3」葵せきな

う~ん、ファメも言うように絵が素晴らしいなぁ…隙のない画力、このラノベの魅力になってて、ラノベらしい特有のエレメンタルな文体が、絵のイメージを中心に詰まってるね。絵師は…仙人掌さんかな?ドレスに彩られたメインヒロインの絵はまじ萌え綺麗や。

本書は、人気ライトノベル「ゲーマーズ!」本編のスピンオフ的な立場で、DLCというタイトルに象徴されるように、ゲームコンテンツみたいに話がショートな形で短編集になってる。登場人物を各種ヒロインに見立てて、『ラノベの世界観の中での恋愛においてifを提示する』ということに成功している。恋愛っっても、別段マジなものではなく、どっちかっていうとかなりギャグタッチの話が何個も続くっていう構成になっている。主人公、景太がだれと付き合うかってのがif√でいくつか読者に提示されるんだな。このラノベの設計のしかたはかなり興味深い…葵せきな先生の他のライトノベル作品に出てくる設定をいくつか継承する、という試みもあり、ところどころに工夫が凝らされていて、ひとつのデジタルゲームを見せられるように、構成力に長けている。短編集のいいところを押さえているよね!

あたし一番のお気に入りが、この本の表紙絵に登場する、天道花憐。メインヒロインだそうね。DLCの他の編では、千秋など女子キャラをいくつか登場させ、それらとの付き合いかたを短く描くけれども、天道とのギャグが秀逸な「天道花憐と関係性ランクマッチ」が一番よくできてるんじゃねえかな。話の掛け合いがお笑いコンビみたいで軽く読めてかつ面白い。

最近ラノベを読まなくなって、数年経つけど、それでも十二分笑わせてもらった。しっかりと全部は読んでないけど、天道との短編は今読んでも古っぽさをかんじさせないもので、ニヤニヤさせられんのじゃ。

※画像:Twitterより