伝説のゲーム系青春漫画「ハイスコアガール」”DASH”となり復活。今月単行本化へ。【簡単にシリーズ経緯をおさらい】 | ゲヲログ2.0

伝説のゲーム系青春漫画「ハイスコアガール」”DASH”となり復活。今月単行本化へ。【簡単にシリーズ経緯をおさらい】

半分感想文(w)の解説はファメによるものをイチヨー推奨しておこうとするか…。この漫画は、矢口春雄という男子小学生が高校生になるまでの軌跡を描いたものである。その中でゲームという趣味を通じて、他の女子生徒やゲーマ仲間たちとどう人間関係を築いていくかというプロットを描いた青春漫画。なお、本編のほうの漫画作品は既に完結している(アイキャッチ画像で引用したように、無印の3DCGでのアニメ映像化も無事に終わった)。

まず、この漫画のすべてはファメも言うように第一巻につまっているといっていいだろう。ハイスコアガールを通じてのこん押切蓮介による漫画で泣けるか泣けないかってのはここで決まってると思う(事実、この一巻の最後のシーンは『本来クライマックスにもってくるはずだった』と押切自身ファンブックで述べている)。

矢口はゲームだけが取り柄のゲーム少年で、ガッコの成績は最悪レベル。その中で、ゲームが同じく趣味のお嬢様、勉強も体育も万能で隠れゲーム好きである大野晶(”あきら”と読む)と、どういうスタンスで立ち向かうかという、ある意味ハッピーエンドが確約された、彼らの学生時代を描いただけの漫画である。

基本的にプロットは決まっていて、あるデジタルゲームを仲間同士で一緒に楽しんだり、時に(男女の付き合い方をめぐって)対戦したり、ゲーム好きゆえのゲーム系ギャグが半分・もう半分が人間関係というように、青春時代を面白おかしく、しかし同時に感動的に描いた漫画…と言っていい。ハッキリさせておくが、この漫画ファメもいうように、ゲームを人間関係の主題に置いたのにもかかわらず、そこから飛び立って、彼ら彼女らが感動的な人間関係を築く分、実のところ泣ける漫画なんである…

この漫画は本編のプロットの”外”でゲームがらみの許諾をめぐって権利問題になったことがあり、明治大学のオタク著作法学者たち(おちょくったがw明治の正教授陣なのでキャリア実力ともにメチャクチャ優秀な偉い先生方である)が、「法解釈に当たって、適切な”引用”に当たる可能性がある」と主張し、著作には厳しめのSNKや世間に反論声明を出したこともあるなど、かなり込み入った経緯の持つ漫画でもある(もともと明治出身の同人関係者は多く、また同人誌関係の貯蔵にも積極的なため、大学としても得意とする分野のうちの一つなようである…※参考URL)。でもってして、ちょうどそのころSNKの経営危機と再編の時期があり、事実上外資が仲裁に入った形で原作者の押切とSNK、出版者であったスクエニが『共同で創作的なビジネス』という名目で和解したっていうルーツも持つ。そんなすごい漫画の続編が今月に漫画単行本として出版される。それが「ハイスコアガール DASH」というわけネ。

この続編は日高小春という完結した本編の春雄と晶との間に揺れ動くもうひとりのヒロイン・メインキャラを主人公に据えた、また、装い新たにした、外伝的立ち位置の漫画らしい(ただ、どういうプロットになるかどうかは単行本が出ない分あたしも月間ガンガン誌を追ってるわけでないので知らんw)。連載は2020年1月、知らないうちに「月間ビッグガンガン」で開始され、2021年今月(3月)25日付で単行本第一巻が発刊されるという。なお、冒頭部のみ無料で公式公開されている。ゲームに疲れたゲーマはこの漫画で一休みしたらどうだろうか。