期待かかる国産ソウルライク2DACT「LOST EPIC」海外の同ジャンルゲーとどう戦うか? | ゲヲログ2.0

期待かかる国産ソウルライク2DACT「LOST EPIC」海外の同ジャンルゲーとどう戦うか?

ワンオアエイトが手掛ける新作2DソウルライクACTゲーム「LOST EPIC」(2021年発売予定)の公式ツイッターアカウントのフォロワー数が伸びたことを記念し、公式側がイメ―ジミニサントラを期間限定で無料配布している(下記リンクよりたどれる)。このゲームは高難易度・ソウルライク・ハック&スラッシュといったメメントを上手く畳み込んだ、いわば”2Dソウルライク”の期待作として開発・販売される予定のインディーゲームだ。

ゲームのシステムをフィーリング的にとらえるには、イメージ動画を見てもらうのが一番手っ取り早いが、公式ページではキャラクターの多様性・その成長要素・サブルートも含めたストーリープロット・2D内で表現される多彩なギミックをアピールしているようだ。キャラクターデザインにNamie氏を起用し、若干日本アニメ風のくっきりとした、JRPGによくよく出てきそうなものを採用している点もプッシュされている。以前、ソウルライクの2Dゲームについては☟このように(※関連記事リンク)述べておいたが、この作品も並み居るライバルと、今後さらにどう差別化を図るか気になる。

工夫は随所にあるようで、上述のように日本のJRPG風に触発されたデザインや、クオリティの高い2Dグラフィックなどはほかのソウルライク2Dゲームには見られん特徴や。このジャンルで、しかも、このタイミングで、ミニサントラを無料公開するという試みも極めて興味深い。珍しい販売戦略だとあたしは思う。

ただ『勝てるタイトル』なのかどうかというと未知数だとも思う。2021年に入って、Steam検索では表示されないが同ジャンルとして期待がかかる「EITR」やbilibiliがパブリッシングを担当し早期アクセスとなっている「Eastern Exorcist」などが徐々にリリース視野に入るなど、ライバルはやはり多すぎるといっていいほど多い。ニッチなところでは数年前のリリースにもかかわらず、今に至るもDLC配信がある「3000th Duel」も名作の誉れが高い。「Hollow Knight」の後継作「Hollow Knight: Silksong」の存在も…まだおぼろげだがある。

ソウルライクやその周辺に域するハック&スラッシュもののニーズがあることはもう”証明済み”。剣戟モノがイノベーティブであったこと、これ明確なだけにこのジャンルで打って出ようとするデヴェロッパ・パブリッシャはやはり多いわけだ。そしてそのどの開発会社も、2Dと3Dの領域の、いわば”超えられない壁”を”超えるシステム”で越しようと意気込んでいるのは、昨今のゲームリリースの様相を冷静に見れば自然とわかる。

ただし、本作もそれを覚悟の上、それでもなお、他タイトルと差別化を図ろうとしているのは意欲的だと思うし、小さい開発体制からスタートアップする意識は高いものがある。本作がコンソール向けにではなく、まず、Steam向けに発売されるのも日本発のゲーム開発体制としてはかなり珍しい形態をとっているように感じているし、好印象だ。

欧米の優秀な開発会社がリードして、多くのタイトルを輩出し、最高傑作が数個しか出ていない(「Hollow Knight」連作シリーズなど限られている)ジャンルだけに、いわば、”日本側からの2Dソウルリブート”としてどう市場で拮抗していくかが気になる一作や。

付:今回公開された、ミニサントラは期間限定らしいのでDLできるうちにDLしておくことをお勧めする。