こちらも、理由は簡単だ。
見下ろし方としては、ダクソ純正に近く、システムにひねりがあるから。まず、①ダクソに近いとは何か?②システムにひねりがあるとは何か?の二点を解説したうえで、あたしなりの不平不満を述べさせてもらう。
①ダクソに近いとは何か?
全体的に言って「Hades」よりも避け・パリィが重要になってて、かなりそのタイミングがシビアであることにより、ダクソに近しくなっている。「Hades」はどちらかと言えば、イケイケどんどん進められるハック&スラッシュ気味の攻撃要素が主…”敵にいかに効率的に攻撃を与えられるか”が「Hades」攻略のための主題になっているとすれば、こちら「Curse of the Dead Gods」は、”いかにして敵の攻撃を見切って避けるか”に攻略要素が転化されているので、「Hades」よりもより緊迫感のある戦闘が楽しめる。”ダクソに近い”…とはこういうことだ。
②システムにひねりがあるとは何か?
システム面について言えば、本作では、呪いシステムによるナーフがある。特殊なひねりが効いている斬新なシステムだ。また、血液を祭壇に捧げたり、Goldを捧げたりすることで、能力を獲得することがダンジョン内でできるほか、様々なアイテム・アビリティをそのステージ冒頭に示される情報をたどりに勘ぐって獲得していくことが求められる。こういうひねりが二つも三つも多重に効いてるので、直線的ではないローグライトに完成している。たしかに「Hades」にも似ているシステムこそあるが、よりひねりが効いてるという意味ではあちらよりも、飽きにくいゲームになっていると思う。一言で言えば、「Curse of the Dead Gods」は、特殊であり王道でもあるローグライトなのだ。
ということで、最後不平不満をたらたらと…
Steamレビューの中には、どうやら『「Hades」と同じように飽きるのは早そう』という意見があるようだが、あたしとしては、こちらのほうがむしろ『「Hades」よりも飽きるのは極端に遅い』と評価させていただく。不思議なのはやはりメタスコアだ。「Hades」で93の”スコア”が稼げるのであれば、こちらもそれ以上…95ぐらいの”スコア”がついていいだろう。
前も言ったが、「Hades」は過大評価気味だ。なんといっても、システム面でひねりがないし、直線的すぎるハック&スラッシュ気味のプレイが常に求められてしまう…それだけに飽きるのも早め。グラフィックデザインで押してる印象はあるが、「Hades」が93ならば、他のゲームでも90台がもっと出ていいと思う。
何はともあれ本作「Curse of the Dead Gods」は2月中旬から末あたりにかけて、EAを脱出し、本リリースに至る、という…