PS5版「Baldur’s Gate 3」その日本語版の発売はスパチュンが担当

スパチュンがとうとう”例のRPG”の日本語版発売を決定した

2023年内に「Baldur’s Gate 3」の日本語版がPS5向けにリリースされるという。なお、同タイトルのSteam版の日本語ローカライズ周りの動静が、今後どうなるかは依然として不明。ということで、ゲーム「Baldur’s Gate 3」の日本語版は、傑作「Divinity: Original Sin 2」の日本語版と同じくスパチュンから発売される、ということになる。両作とも開発はベルギーLarian Studios。

ゲーム「Baldur’s Gate 3」はDungeons&Dragonsの世界観を元に構築された、世界で最も優れたRPGとの誉れの高いタイトル。売上500万本超であることが示唆されている上、メタスコア96・同ユーザレビュー9.2の値をたたき出している。ローカライズにどこが乗り出すかはDDシリーズのファンとしては気になるところだったが、スパチュンが今回の声明を出したことにより、ここにきてBG3は日本でのIP展開に新たな局面を迎えることとなった。

なお、とっても肝心のところだけど膨大な訳文をどのように処理するか?というスパチュンの方針は未だ不明(私見ではこの膨大なテキストを全て打ち込みで訳すのは労力がめっちゃくちゃっかかるだろうから、高度なAI翻訳のAPIを使ったうえで修正していくような形がとられることは予測できる~既に有志翻訳がそうしているように~)。

過去、有志翻訳を公式サイドから取り入れたことが明らかになった「Divinity: Original Sin 2」日本語版を巡っては、その経緯も相まって、有志翻訳者たちから批判されることの多いローカライズプロジェクトになってしまったことが思い出されるのも事実。傑作との評価を不動のものにしているBG3が日本語で遊べるようになるのは期待しかないが、本作日本語版がDivinityの時の二の轍を踏まないことは願うばかり。

いずれにせよ、BG3のXbox版の開発も進んでいるようだし、近いうちにSteam版も含め、どの環境でもこの傑作を日本語でプレイすることが出来るようになるのはそう遠くないはずだ。その時、本作の日本人プレイヤーはBG3の真価を知ることになるだろう。

※画像:Steamより.