放送大学大学院はレベルが高い(概要+文系の研究+理系の研究+公衆衛生分野・各々について) | ページ 4 | ゲヲログ2.0

放送大学大学院はレベルが高い(概要+文系の研究+理系の研究+公衆衛生分野・各々について)



記事の要約:砲台大学院でも公衆衛生学の研究は可能。ただし得られる学位が「修士(学術)」になってしまう。「公衆衛生学修士(専門職)」「修士(公衆衛生学)」の学位を取得したいのであれば、他大学大学院を検討する必要がある。いずれにせよ、トップクラスの教員が集っていて、高度な論文を書いているチームが多い。当然、深く関連する分野なので、コロナ禍で注目度・倍率ともに急速に上がっている(く)ことが考えられる。

公衆衛生って専門職大学院がある分野なんですよね。例えば、帝京大学の公衆衛生大学院は博士課程を国内で初めて作ったことで有名で、厚労省の職員なども出入りしていると聞いています。他にも公衆衛生大学院、特に修士課程(帝京にはD課程もある)は国内で充実しています。あたしの住む千葉県にも新設された公衆衛生大学院(M)があります。国際医療福祉大学の大学院に医学研究科の配属コースにありますね。んで、そこを経由して医学Dとして統合されるような形で継続して公衆衛生の研究に携わることが可能。んで、千葉県に本部がある砲台でもこの分野の先生はやはりいます。田城先生ですね。

Mは公衆衛生のコース(とはいっても正確に言えば、公衆衛生学専門職大学院として文科省の認可を得ているとこは少ないですが)、その後公衆衛生の研究科ではないものの、Dからは医学課程ということで統合されているところもある…ということです。このあたりの得られる学位名・コースの構造は大学院ごとによって異なっているので事前によく調べておいた方がいいでしょう(微妙に学位表記が違ったり専門職として認可されているかどうかは院ごとに異なるのが実情~※参考リンク:文部科学省)。

他にも東大をはじめとして砲台でも、すべてがD課程としてMから直進するような公衆衛生専門職の大学院があるとは限らないものの、関連するDの分野に進学が可能なはずです。公衆衛生の教員の先生もDとしての配属になっているところも多いからね。最近新設されたので有名なのは、聖路加か。上記の要に担当の先生がいるところを見ると、砲台でも公衆衛生の研究は可能です。これは教員のページを見ればわかる通り、一流・トップクラス指導の下、公衆衛生学研究に関われるコースです。ただ、砲台の場合はそもそも、修士の学位名がたぶん「学術(修士)」だと思うんですよね…理系に近いのに、学位が公衆衛生学ではない理由は、砲台の場合、総合的な生活福祉コースの続伸に所属することになるので、専門職大学院所属ではない、ということが強く影響していそうです。

いずれにせよ、公衆衛生学のコースは裾野が広い分野です。バイオインフォに関わる先生・学生もいれば、よりそれより広範な医療統計学に関わるかたもいらっしゃいます。さらにマクロな見方から公衆衛生を見抜く専任教員もいるはずです。医療衛生とか医療管理とかになると思われます。このように、ミクロな観点から見ても良いし、マクロな観点から見てもいいっていうのがこの公衆衛生専攻の特徴だと思いますね。

なぜ、この系の大学院が影響力を増しているか?というと当然COVID-19の問題がある。COVID-19があったからこそ、被害を最小限に抑える公衆衛生という分野に注目が集まっていて、おそらく、どの公衆衛生大学院もコロナ禍という歴史的な大規模な”事件”に対して対応できる専門職人材を育成したいという思いがあるようです。おそらく今後数年間は倍率がかなり上がっていくのではないか?それぐらいコロナ禍が与えた影響力は学術のレベルにおいてもかなり大きいのではないか?そう思う次第ですね。