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【連載:シューティング探訪記】IGNがレビューするように、果たして「DRAINUS」は凡作STGなのか? | ゲヲログ2.0

【連載:シューティング探訪記】IGNがレビューするように、果たして「DRAINUS」は凡作STGなのか?

ハナシの始まり

まず、言っておきたいことから。IGN今井記者のSTGタイトル「DRAINUS」のレビュー記事は非常に残念な出来という印象に尽きる。本来のIGNの記者として、大きめの見識がないのではないか?とあたしは思う。IGNのレビュー記事といえば、fameも一時期やっていた対戦型シューティングの白眉「Rival Megagun」も酷評されてた。無論、レビュー記事を呈したご本人自身を中傷する意図はまったくないし、そうしたレビューを行う自由な言論があって良い世の中が当然なのだが、このレビューふたつは酷い出来と言わざるをえない。ちょっと振り返ってどこが問題なのか、具体的に引用したうえでそこ掘り下げてみる。

※アイキャッチ画像:「DRAINUS」(Steam)より引用.

まず「DRAINUS」のレビューについて

本作が、今のSTG界隈が弾幕当然のようになっていてコア化していることへの、アンチテーゼである作品であることは間違いないように思う。これは古くは、devアストロポート(旧:ダークヘルカンパニー)に倣えることで(実はそれなり似たSTGが16~17年前にある)、レーザで敵の弾幕を消しパワーアップしていくというメメントをシステムの主軸に取り入れた点で共通している。そして、その主軸要素自体を批判しても本質的にはなにも意味がないということを今井記者は失念されておられのような気がする。今井記者は語る。

このカジュアルなゲームプレイ自体が魅力的かと言われれば、なかなか答えるのは難しい。たしかにステージもボスも多種多様で、STGでよくあるシチュエーションを網羅する勢いで見せてくれる。いやどちらかといえば、本作はどこかで見たであろうSTGの名場面でほぼ構成されており、タイトルも含めて驚きのないオマージュやパロディの連続に感じる。そんなゴージャスなステージを超強力機体で突破するのは、初見では爽快であるものの、何度もプレイしたくなるような奥深さは残念ながら薄いのも事実である。

さて、これは正しい見識だろうか?パロディやオマージュの上に成り立つSTGがあってはいけない理由とはなにか?そもそも、「DRAINUS」はパロディとオマージュを多数随所に配置し、そのコントラストと空気感をカジュアル気味に気楽に楽しめるSTGであり、そこそのものを批判しても意見のピントは合っていないはずだ。むしろそのカジュアルさに奥深さを添加させた点がこのSTGタイトルの重要な功績であり、もしそうでなければ、今井記者と同じように目の肥えたSteamerから”圧倒的な好評”~”非常に好評”となるレビューなど得られるはずがない。今井記者のレビューはゲームの専門家の立場でおられなのにも関わらず、あまりにマイノリティすぎでコトの本質と的を得ていないものだ。また、これ(「DRAINUS」)以上の難易度のSTGを作り、今から高い評価をSteamという寡占プラットフォーム上得られると本気で感じておられなのだろうか?一方、今井記者の言っておられのことすべてが的を得ていないのか?というとあたしはそうは思わない。例えば、今井記者はこう語る。

いずれにせよ、このゴージャスなビジュアルと演出をもっと噛みしめられる難易度の調整や武装の多様性が欲しいと思った。

これはオプションの幅を広く取り、STGの裾野を広げるという意味では、今後devにもっともっと頑張ってほしいとエールを送るべき点であって、今井記者の言っていることがママ良い、というだけのことで、意見自体は正しくも悪くもない点だ。むしろ「DRAINUS」は、元来裾野を限界まで広げたうえでこうしたカジュアルさもハードさも兼ね合わせる設計になっているので、今井記者の論理は表面的にはあってはいるだろうが、本質的・内面的には自己矛盾していると思う。また、あたしが聞いた分には今作のBGM、その出来も十分良いと思う。

※文章:気軽に食べられる名作シューティングの幕の内弁当『DRAINUS』レビュー(IGN)より引用.

( ゚Д゚)<じゃあ次は「Rival Megagun」について。