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日本版「フェアユース」は必ず必要だ | ゲヲログ2.0

日本版「フェアユース」は必ず必要だ

ページの要約:「フェアユース」制度の下であれば、合理的な理由で二次利用の正当性は拡張して適用できる. 日本版「フェアユース」は必ず必要だ.
”ネギま”の「フェアユース」by赤松健

2020年の赤松によるツイート.『画期的なイノベーション(技術革新)を生む手助けになる(原文ママ)』とショウカーイ.

もし仮に、著作者の権利が圧倒的な存在の法律・判例の下従来通り厳密に解釈され、さらにはその権利がEULAといった合意文書や様々な利用規約に基づき支配的なものだとするのならば、4Gamer.netやGame*Sparkやdoope!などといった各種ゲーム情報サイトもすべて著作法に違反することになる。もちろん、これは、4Gamer.netやGame*Sparkやdoope!が社会通俗上悪いわけではない。本質的な部分として法律上、禁則禁則一辺倒になっては、市場競争性が強く損なわれるので、本来そうであってはいけないのだ。

いずれのゲーム情報サイトも他人の著作物を利用し、広告収入でサイトを運営し、それを生業・ビジネスにしているのだから本来の現行著作法の下では微妙なところなのが正直な判断である。では、それが妥当な引用かどうかは誰が厳密に決めるのだろうか?厳密な線引きなどできるはずがないのだ。だからこそ「フェアユース」は必要であり、彼らのウェブサイトは合理的な二次利用の範囲として規定されるべきナノダ。

「フェアユース」というのは簡単に言えば、合理的な著作の二次利用の通り道を整備した法制度のことで、米国でかなり進んでいる法律の概念のこと(当然、日本では規定されていないので、これを主張することは原則無理)。じゃあその中身は何か?ということを説明すると、

①著作の利用目的…営利か非営利か、もしくは著作をどのように利用する目的であるか.

②著作物の持つ元来の性質…事実伝達の内容か、もしくは芸術的表現なのかなど.

③二次利用のバランス…二次利用のどこにオリジナリティがあり、それがコトの本質性を持つか.

④市場価値への影響…全体的な市場価値に悪い影響を及ぼすかどうか.

これら4つの項目を加味したうえで、該当する著作の二次利用が全体的に独自の解釈性でもってして新たな価値を生み出し、良い影響を市場にもたらすのか?本質的にそう言えるのか?ということを裁判所が主となって訴状を受け取り、個々ベースで判断するということだ(厳密に言うとこの説明には間違いが多々あるが、簡潔に説明するとこうなる)。この分野で一番進んでいる政策のパイオニアが2022年夏の参院選で当選した、自由民主党の赤松健だろう。

™/®Ken Akamatsu, Public domain, via Wikimedia Commons