書評「マンガ・アニメで論文・レポートを書く」 | ゲヲログ2.0

書評「マンガ・アニメで論文・レポートを書く」

どっちかっていうとケーススタディーよりの研究論文をまとめたもので、著者である山田先生も、『そこらを参考にして若干真似でもいいので自分で書いてみてね☆』ってつってる。たしかにこの観点から見れば本著はかなり有効なものだ。ケースバイケースで様々な観点から切り口を見つけ、『この研究分野ならばこのかた・あるいはこのかた』といったように全体うまくまとめてある。著者曰く『自分でも書けるんじゃね?って思ってくれたらうれしい』とのことで、論文の体裁を真似て参考できる面が多数ある。

ただ、前半部を読んだ限りでは、どちらかというと社会・思想によっていて評論に近いものが多い(後半部はおいおい読んでから書く)。特に第一章の谷川先生の文量を読んだ限りではその印象が強い。それでも、文献の書き方など特定分野の専門体裁(日文研「日本研究」誌)をとっているという点で、他分野の人間からみてもかなり参考になる。つまり、山田先生の言う、同誌の『しきたり』に沿って書かれているのでかなり統一性があって、ひとつの論としても全体がまとまっている印象を受ける(無論、俺の場合は他の分野のしきたりに応じる必要が生じるはずだ)。思うにいい論文を多く読むことは自分にとって最重要課題なので、重々この点気を付けて読んでみたいと思う。後半部に従い、言語などテクニカルなものが増えていくのでここは精読しておきたいと思わされた。では、第二章から現に精読していく。

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