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「Baldur’s Gate 3」~2023年にアーリー脱出へ【Larianは身売りする気もないし同様に買い手もいない&NFTには興味なし】 | ゲヲログ2.0

「Baldur’s Gate 3」~2023年にアーリー脱出へ【Larianは身売りする気もないし同様に買い手もいない&NFTには興味なし】

Polygonが報ずるところによれば、ゲーム「Baldur’s Gate 3」は2023年にアーリーアクセスを”卒業する”予定だという(Polygon)。同メディアは、『”BG3”には大規模アップデートこそあったものの、2022年内には完成はしない』と伝える。

記事はEurogamerの元記事を間接的に引じる形で報道しているものだ(Eurogamer)。Polygonは、そのEurogamerの元記事よりも、より簡潔にわかりやすくまとめているので、そこを主として話題作”BG3”について紐解いてみよう。肝となっているのは、どうやら開発を手掛ける、Larianスタジオの設立者であるSwen Vincke氏に対するインタビューのことのようだ。同氏はこのように語っているという。

Vincke said the studio is still working on the final part of the game, and from there, it needs the customary polishing and bug fixing, which will take some time. Tuesday’s news release credited a year’s worth of early access play with helping refine and speed that process.

The statement accompanied the announcement of Baldur’s Gate 3’s seventh major patch since its early access launch on Oct. 6, 2020. “Absolute Frenzy,” as Patch 7 is called, introduces a fog-of-war mechanism to the map, and makes other changes to improve stealth gameplay.

A new class, Barbarian, joins the game, with two sub-classes specialize it further: Wildheart and Berserker. Patch 7 also added Improvised Weapons and Thrown Weapons (and, therefore, the ability to throw an improvised weapon), as well as new magic loot and upgrades to almost 700 cinematic scenes.

Eurogamer has more from its interview with Vincke, but the key points are: Larian isn’t for sale, and no one’s trying to buy the studio, and it has zero interest in NFTs. “We’re not doing it, so that’s basically it,” Vincke said.

Baldur’s Gate 3 launch in 2022 ‘unlikely,’ says studio boss – Polygon
より引用

これをまとめてみるとこうなる。

・ゲームの開発は最終段階にある。ただし、多く残されているバグ修正に時間がかかる。

・言及されている”大規模アプデ”とは”戦場の霧”システムを取り込んだ第七パッチのこと。

・第七アプデでバーバリアン・ワイルドハート・バーサーカなどのクラスが導入。

・進化した武器種や魔法種も増えた他、700もの御色気シーンもアップグレードされた。

・Larianスタジオを身売りするつもりはなく、また、誰も買い手もいないとVinckeは答えた。

さらに重要なことだが…

・LarianとしてはNFT(非代替性トークン)には『全く興味がない』とも答えている。

もちろん、アプデが入ったことは歓迎すべきことだが、アンハッピーなことに開発は事実上当初の予定からは遅れていると言わざるを得ない。当初予定されていたアーリー脱出が2022年から2023年に前延ばされたことは有志日本語化の観点からいってもあまり歓迎すべきことではないだろう。構造がここから大きく変わることは考えられないが、やはり”時期が時期”だ。

だが、GamesIndustry.bizにあるように、”BG3”はSteamに登場するやいなや、デジタルRPGの市場では画期的と言っていいほどの評判を呼び、評価も依然として高いものがあるタイトル(GamesIndustry.biz)。Steamページでも明らかにされているように、”BG3”はデヴェロッピングもパブリッシングも高品位の独立系スタジオLarianによって担当されており、『スタジオを身売りするつもりも買おうとしたものもいない』と言及した点では、クッキリとしたコントラストで独自性を保ってくれているようにも見受けられる。また、流行りのNFT(非代替性トークン)には全くの関心がなく、基礎的に興味がないとの発言にも注目が集まる点だろう。

Polygonの記事執筆の発端となっている、Eurogamerの元記事は本ゲヲログ2.0記事が執筆される3日前の情報となっており、ほぼLarianによるBG3開発動向を巡る、最新・アップデーショナルなニュースを伝えるものだ。彼らがしっかり、ゲームデヴェロッピングの目標を達成し、その上で邦語化システムがシリーズを通じた様々な意味でファンの期待に応えるべくして、誠実な形で取り込まれることを願っておきたい。

※アイキャッチ画像:Larian Stuidios 公式プレスキットより引用