【連載:ローグライト探訪記】50ぐらいローグライトをプレイしてきたハードコアローグライト廃人のあたしが、コアSteamerに「Blade Evolution(Blade Assault)」をガン押しする5つの理由 | ゲヲログ2.0

【連載:ローグライト探訪記】50ぐらいローグライトをプレイしてきたハードコアローグライト廃人のあたしが、コアSteamerに「Blade Evolution(Blade Assault)」をガン押しする5つの理由

SteamでEA配信中の「Blade Evolution(英題:Blade Assault)」
2Dローグライトを大量に仕入れプレイしてきたローグライト廃人のSteamerであるあたしとしては、ガン押ししたい一本。プレイヤーはレジスタンス一味のキャラクターを駆り、SFの荒れ果てた機械的な荒野の世界観の下、エスペランザの機甲兵団に戦いを挑むのだ。

ゲームの概要説明

Blade Assault is a 2D action rogue-lite platformer with beautiful pixel art set in a desolate sci-fi world. Fight against the corrupt military of Esperanza as part of the resistance force of the Undercity.

Blade Assault – IGNより引用
URL:https://www.ign.com/games/blade-assault (2022/1/15閲覧)

韓国の独立系ゲーム開発会社TeamSuneatがNEOWIZをパブリッシングにつけて発表したタイトル。ジャンルは2Dローグライトアクション、価格は日本円で1840円(EA中の価格)となっている。早期リリースされたのが2021年6月だから、そこから足掛け半年超は過ぎていることになる。この度、1/18からEAを抜け正式リリースに至るとのことだ。Switch/PSシリーズにもポーティングされる予定。期待値はかなりでかい、その理由を追ってみた。

粗がありながらも精密なドット絵

NEOWIZのゲームに全体的に言えることだけど、粗がある、それでいて綺麗なドット絵がいい味を醸し出している。粗がありつつもドットのお手本に忠実なグラを実装している。それぞれのドット絵キャラ・オブジェに個性があって見ていてプレイしていて飽きさせない、そうしたグラフィカルな工夫をしている。所せましとこれらのキャラクターたちが跳ね回る様子を想像してほしい、まさに2Dハック&スラッシュローグライト到達点の境地。

綿密な世界観と背後にある謎多き骨太なアクショナルSFパンクプロット

「Blade Evolution」の場合、単にグラフィカルな要素が優れている…というだけではない。背後にはどうやら大きいプロットがある。SFサイバーパンクな世界観のもとで描かれる謎も多く、長いスパンでプレイすることが求められるのが本作の特徴でもある。サイバーパンクの中にフィジカルな側面を盛り込むことで、ハック&スラッシュのシステムに合致した、具体的なハードもののプロットが垣間見える。

ハクスラのスピード感にテンポ感をノッケた爽快なアクション操作性

2Dのみならず、3Dのハックアンドスラッシュであっても、プレイは単調になりがちで、名作・傑作とされるゲームたちでもそれはそうでやってて飽きが早いってのは有名な評でもある。だが、本作はそうじゃない。まず、敵ターゲットのHPがかなりでかい。そしてアクションギミックも多彩で多くのボタンを駆使して、技を使い分けないといけない。しかもそれは困難なコマンドが必要とされるわけでなく、単一のボタンに割り振られた、それでいて技特性への理解を要求してくるタイプのゲーム。長いスパンで取り組まなければクリアまで辿り着かん。だからこそ…旧来からのハクスラ風味を新味を加味して更新するような魅力に溢れている。

アンロック(やりこみ要素)の存在

長いスパンでプレイすることが求められる要因のひとつとして、アンロック要素が豊富にあることが挙げられる。得られるゲーム内消費アイテムが数多く、その種類はかなり多様さまざま。もちろん、メインキャラKIL以外のプレイアブルキャラのアンロック要素もあるし、強化ステータス値の存在も数多く、それに相対するようバランス良く消費アイテムがゲッツできる設定なので、長い時間プレイしていられる。他方、長時間プレイにありがちなストレッサー、それに繋がりにくい構成をしているので、やりこみ度が半端ない。やりこみできるといいつつ、本質的な部分で飽きは極端に遅い。ハクスラゆえの宿命ともいえるスピード感、そこにゲーム進行の”緩急”を付け加えることに成功している。この手のゲームでは、かな~り特殊な『脅威レベル』という概念の存在も、システムの緩急のありかたに密接に寄与しているほか、ローグライトにありがちな”飽きの速さ”に見事に対抗出来ている。

先人へのリスペクトまで感じさせるオリジナルな要素の立脚

2Dハクスラは今時クォータービューのものも含めてあまたあれども、本作はそれらの影響下にありながらにして、先達へのリスペクトの念忘れず、オリジナルな要素も強い一本になっている。先に挙げたように、グラフィカルな絵柄・ストーリープロット・アクションのバランス感覚・アンロック要素の豊富さ…これらすべて統括するように取捨選択の戦略性が求められる。ふつーハクスラというとゴリ押しが効くってのが多いけど、こちらはタクティカルなハクスラなので、まるで傑作「Diablo 2」を、アクションベースの別のルートで、XBコンと頭の片隅に潜んでいる考え方の回路を常時使いながら辿るような感覚に浸れる。それこそが本作「Blade Evolution」にある、オリジナリティなんである。