放送大学大学院はレベルが高い:生活健康科学プログラムについて | ゲヲログ2.0

放送大学大学院はレベルが高い:生活健康科学プログラムについて

記事の要約:基本的に放送大学に理系の研究設備はないが、院ではガチの基礎医学系理論の研究も(自分の職場環境で研究設備を整えられれば)できる教員構成に変わってきている。専攻内容は心理学・情報学だけに収まらない。これは現学長による大学院改革の側面が表れているものと思われる。

放送大学大学院のページを今しがた確認して驚いた。特に驚嘆するべき点、それは生活健康科学プログラムの専攻について、だろう。たしかにこの大学には研究設備はない。だが、それゆえ=(イコール)研究ができないというわけではない。

あたしも、一昔前まで、放送大学の大学院、特にそれが大学院といえども、医学の基礎理論研究なんかはできないものだと思ってた。だが今、生活健康科学プログラムの教員情報を見ると驚くべき教員構成になってる。精神医学の専門家もいれば、運動生理学の専門家も栄養科学の専門家もいる。この分野、通信制の大学院であればこそできる研究は、近くて心理学・情報学がメインで、それだけかと思ってたら、ガチ理系の先生がかなりいらっしゃられる。思うに、これは大学(院)改革の一環ではないか?

これは現学長の采配の大きい面があるんだろう。よーするに、『社会のニーズも変わってきたから砲台も変わって最高学位(博士)のコースももうけなけりゃいけんよ』と学長は言ってるんだけど、たぶんその意向に沿った院の改革の一環で、実学の側面がでかくなってきて、それに合わせて教員も登用している節がある。明らかに基礎医学の専門・ベクトルのある教員が前よりも増えてる。

博士課程の院生となるようなプロフェッショナルは職場で十分研究環境を整えられるため、(また必要な科研費は自分でとらなければならないことも同じだが…)ひょっとすると、この辺りの近年の研究環境変化が背景にあるのかもしれない。一昔前だったら、こういった専門の先生を通信制院で多く登用するってことはありえないはず。やはり社会環境が変わってきて、『通信制大学院だからできない分野がある』というかつての鉄則が無くなっていってるんやろうな。

あと前だったら、特任教授っていう定年後の登用の仕方もなかったはず。今んとこ、坂井先生はそうなられておられだし、やはり、学長の言う通り、大学改革の一環の成果がしっかり出てきているんだろうね。