バルミューダはキャタピラーに『スマホの作り方』を学べ | ゲヲログ2.0

バルミューダはキャタピラーに『スマホの作り方』を学べ

バルミューダの新型スマホ「BALMUDA Phone」がネット上で顰蹙を買っている。

だが、価格や機能の問題はもとより、ターゲットとそれに基づくコンセプトが曖昧なのが問題だとあたしは思う。個人的に、あたしは中卒であるにもかかわらず、並ならない努力の末、バルミューダを成功新興家電メーカに導いた、エンジニア肌もある寺尾玄社長にはとても好感を抱いているが、それとこの新型スマホへの評価とは別問題だ。以下はITmediaの記事からの寺尾社長の言葉の引用である。

以下、高い? スペックはミッドレンジなのに「BALMUDA Phone」が10万円超えの理由 – ITmedia Mobileより引用

「基本アプリが意外とスマートフォン体験の重要な部分を占める」

ほうほう、なるほど。たしかにそうだけど、入れる分だけ適宜入れて、要らないものは部分的に切り捨てられる、カスタム性こそがスマホの最大の特徴じゃないかな?ちょっと何を目指しているのかがわからん。ソフト部分自社で作ってユーザメリットに貢献できるか?むしろこういう製品って可塑性というか…機能設計の柔軟性が重要なんじゃねえの?

「おしゃれであること」と「使っている時間を短くすること」

🤔?なんかパッとしないねぇ…コンセプトが明確であれば、どっかピンとくるもんがある。おしゃれであるスマホは多くあるだろうし、使ってる時間を短くする?その分、時間効率性・利益性が上がるってこと?

「スマートフォンがどんどんスマートになっていっているのは分かるが、
使っているわれわれはスマートになっていない。
虜になったかのように画面ばかり見ている」

これはわからないでもない。おそらく、スマホがどんどん多機能化していって、多くのツール集積物になっていったのは事実だろうし、それに対して、我々がそのスマホを本質的に取り扱えているか?というと社長の言葉のとおり、疑問符が付く。我々はスマホの賢さに追従できていない…ということだ。よく言った!

「小型だけでは勝てないが、良い使い心地、良い体験の積み上げによって、
選んでいただけるチャンスは必ずあると勝機を見いだしている」

🤔?小型だけでは勝てない?良い体験の積み上げ?それってニッチすぎないか…

このように部分的に見ただけの結果ではあるが、寺尾社長他の言葉を見させていただくと、強い疑問符が付く。思うに、ターゲットとそれに基づくコンセプトが一貫していないのだ。だれを対象にしてどういったものを作ったのか?不明確でわからない点が多い。

閑話休題。さて、一方で、重機メーカキャタピラーのスマホを見てみよう。

以下、高堅牢タフネススマートフォン | CAT S61より引用

製品特徴

サーマルイメージングカメラ 室内空気質モニター レーザー支援測定距離

ターゲットユーザー

インテリアデザイナー、保険査定人、不動産業者、DIY、消防士など

ユースケース

住宅補修見積、間取りの測定、補修面の算定、事故現場の測定、その他

主な機能

衝撃証明 防塵 防水 スーパーブライトディスプレイ 補強フレーム トーチ/フラッシュ

ターゲットおよびコンセプトが明確である。ぐうの念も出ないほどのセグメンテーションである。もはやそのスマホの経済性においても、経営学上のアンサー・実用性と、あらゆる面において何の言葉も付け加える必要がないほどだ…というわけで結論。

~結論~
バルミューダが新規参入ガジェットで成功したいのであれば、
『高級志向の本質』を突くべきだ。それはセグメンテーションを明確にし、商品のターゲットを具体的に絞り込むこと以外にない。そうすれば製品のコンセプトも決まるはずだ。

たしかに、トップダウンの経営からこういった野心的なガジェットが出てくるのはいいことだ。新規参入によって潤う業種も多いだろうし、たとえ失敗してもフラグシップを標榜するメーカアピールにもなる。無論、経済的貢献もでかい。だが、本来、バルミューダって使える高級ガジェットメーカなんじゃねえのかな?

つまり、本来バルミューダって『いいんだけど高い』~だけど『高くてもいいから買う』っていうことだと思うんですよ。じゃあ次に問題になるのは『なぜいいんだろう?』という点ですよ。それを忘れちゃいかんだろう…我々も重々消費者として考えておきたい点でもあるが、『スマホの作り方』、これをキャタピラーに学ぶ面って、バルミューダにはメリットないんかな?

※Image from Wikipedia: Public domain