感想・アニメ映画「アイの歌声を聴かせて」 | ゲヲログ2.0

感想・アニメ映画「アイの歌声を聴かせて」

記事の要約:悪かった点と良かった点がけっこう分かれるタイトル。

悪かった点:キャラクターの心理展開理由付けの浅さ

良かった点:音楽と映像美、テーマ

結論:細かい点が多数あるアラに目をつむれば、十分良作。テーマはすごく良いだけに、もっと改良できなかったものか?

ちょっといましたがた、見てきたので。初めに悪かったブブンを挙げて、次良かったブブンを挙げます。あんまり悪い部分を強調するとスタッフにも悪い気持を抱かせると思うし。そっちのほうがいいでしょう。結論から言うと、『見て良かった』です。わざわざストーリを振り返るのもアレなんで…今回は省く。んでま、そしてから記事のシメ…

・悪かったブブン

いいんだけどねぇ…なんつか理由付けがあいまいというか。ちょっとキャラクターの機転の仕方に違和感があって、それゆえ行動の動機のあいまいさがしっかり残っちゃうよねぇ…。例えば、主人公の母さまがなぜ『AI管理法』とかいうのに抵触することを一気に推し進めちゃったかねぇ。会長のやりかた・最後の処遇っていうのには、「こういうのもありだよな」とは思う。けどそこまで脱線に次ぐ脱線みたいな心理の動きがすげすげと垣間見えちゃって、せっかく演出面とか音楽面で強く推しているのに、感動が台無し…これに尽きると思います。「アンブレラ」っていうバラード音楽はふつーに良かったよ。もうちょっと自然なお涙頂戴でいいんだよなwぶっちゃけ。そこに至るまで最短距離で描いた方がましだったのではと思う。あとその”キャラのこころの機転の仕方への違和感”が矛盾みたくにストーリが進めば進むほどでかくなっていってしまうので、それゆえかキャラクターのキャラ立ちが貧相な印象が残りました。

・良かったブブン

音楽・映像美は良かったよ。演出、ここらはまぁまぁ。反面、なぜテーマに音楽性を置いたのにも疑問が残る結果になってるとも思うが。あと哲学とか心理学とか脳科学やってる専門家にもし言わせることがあるとすれば、かなり興味深いテーマになっているよう思う。というのも古典的な機械学習が組み込まれたAIが汎神論、しかもあまり悪い方面ではない汎神論に行きついてるという点で評価があっていいはず。この主人公の友達になるAIは古典的な言語処理が発端になっているっていう設定です。それがネットワーク上にクラウドとか神なるものみたいな情報体になってて、ネットに侵食しているというのがネタバレなんですけど、ここらに興味を抱く専門家にとっては批評上も実学上もかなり興味深くなっている。たしかに、話のコアとした部分は十分面白いです。ここまで良かったブブン。

・総合

ギリギリ70点ってとこだね。繰り返すように音楽はふつーに良かったし。映画館で見る価値はあったと思う。全部が全部良いわけではなく、むしろ悪い面がクッキリとする傾向だけど、総合力で見たら十分良い映画だったと思うよ。特にテーマ性には優れていたと思うからもうちょっと合理的な流れにできんかったものかと思う。

※メカデザイン担当は、明貴美加さんでしたね☆