Steamゲームレビュー「Heaven Dust 2」~2D版バイオハザードの白眉 | ゲヲログ2.0

Steamゲームレビュー「Heaven Dust 2」~2D版バイオハザードの白眉

ゲームの紹介

バイオハザードに影響を受けてそれをクォータービューにした感じのゲーム「Heaven Dust 2」をレビューするよ。中華メーカが関わってるみたい。実は前作もあるし、Switch配信もされてる。でも、ほぼ独立して作られているみたいで前作をプレイしてなくても比較的わかりやすいという。今回、続編がフェスでデモ版公開されてたやき、レビューするやん。

ストーリーとしては、特殊な保護を受けていた主人公スティーブが催眠装置から覚めて、パンデミックが広がった世界の謎を解いていく…といった感じか。あくまで断片的にストーリーのピースははめられていくので、まだまだわからんこと多いちん。クリアまでに10時間程度かかるらし。

操作方法のガイドも懇切丁寧にしっかりしてくれて、操作方法に迷うところはない(迷ったときはいつでも見返せる)。ここまで簡素に操作系をまとめてくると、ホラーACTとして”軟弱”なゲームなんじゃないかと最初は思うかもしれんが、一言でこのゲームを表すのであれば、ぶっちゃけ難易度:かなり鬼畜である。
最大の関門:謎解き要素

まず、本ゲームの最大の要素といえば、バイオハザードを超える難易度の謎解き要素だろう。謎解きの難易度は極めて高いといわざるを得ない。例えば、噴水の流れる回数からパスワードロックの暗号を解いたり、プロジェクターから暗号の秘密を解いたりしなけりゃならん。わからんところは徹底的に想像力を発揮して『これこうかな?』って思った点を徹底的に試行錯誤しなけりゃならない。ぶっちゃけデモをプレイしただけで出てくる謎解き要素、かなり難しいです。まぁそこはいいとしよう。

これはプロジェクターにスライドを映しそれと比較、隣の部屋に置かれているビリヤード場では画像から消えている玉に書かれている数を羅列し、ロックナンバーを理解する…というバイオ顔負けの謎解き要素。謎解きのレベルはかなり高く論理的に考え、散りばめられたヒントを確実に摘み取ってく姿勢が重要だ。こんなんが何個も続く…はっきりいって”辛い”です(その分おもろいけどw)
Aimと射撃および弾薬の管理について

次にすごく感心したのは銃器類の射撃方法。3Dのバイオシリーズと違って本作はシステム的には2Dになっているので、Aimの要素がうすいのではないかと思われるかもしれない。だけれども心配せんでいい。このゲーム、Aimを長く続けていると自動的に一瞬HSの判定になるんで、その時に射撃ボタンを押せば、HSが可能になっている。簡単な工夫だけど、敵との間合いの詰め方とか近接攻撃のタイミングとか、かなりバイオホラーの再現性が高いです。簡単なアイデアでも3Dの緊張感を2Dのシステム上で再現できるってことを証明している。素晴らしい!

Aimし続けると、定期的に一瞬HSやクリティカルダメージのチャンスがやってくる。そこを確実にショットしていくことで弾数を節約できる。難易度を上げれば上げるほどこの要素は重要なファクターになってくる。本作において橋渡るような絶妙なバランス性を担保できている射撃システムだ。

次にリソースの管理だな。これも絶妙なレベルデザインになってる。弾薬・薬草・貴重な武装・キーアイテム、どれをとってもレベルデザインの安定的な基盤に沿って作りこまれて配置されているので、たしかに謎解き難易度は極めて高いものの、バランスに優れている。例えばガンパウダーを使用して弾薬を準備しなけりゃならないんだけど、これが絶妙に難しい残弾数になって、難易度を上げれば上げるほど、このリソース管理が重要になる。バックパックの装着や保管庫の活用がミソんなってくるん。だからバイオにリスペクトしたうえで、それを独自の解釈で2Dクォタービューに再設定できてるの。

弾薬はうまいことガンパウダー(火薬)と組み合わせて調合・生成し、節約してそれらひとつひとつを大切に管理しないとすぐに尽きてしまう。ましてやこのゲーム、基本的にゾンビは放置したエリアから沸いてくるので、もたついていると弾薬が足りなくなってくる。いかにして近接攻撃で凌ぐかも重要。そのため、バックパックや保管庫の活用が肝となってくるん。
デザインと緊張感あふれる演出

んじゃ、デザインはどうじゃろうか?これはほんとよくできてる。クリーチャ・アイテム・オブジェクトおよびそれらのアニメーション動作、すべてにわたり高品質でリアル感をモブカジュアル的なシステム上に落とし込むことに成功している。見てて飽きないっすね。んで、緊張感も無論あります。例えば、難易度を上げるとゾンビが自動的に沸いたりするんだけど、意外なところにゾンビがいて、『うわ~こんなとこにいんのかよやってらんねー…』って受容するとき、まさにピンポイントでBGMや音響が恐怖感を演出してます。2Dシステムで怖いゲームってなかなかないだろうんけど、やはりこのゲームの場合、デザインとホラーの兼合いコンボが素晴らしい出来っすね。

まとめ

とにかくバイオファンならば楽しんでおきたい、すごく完成度が高いゲーム。この緊張感を十時間プレイできるんであれば十分2000円ぐらいは余裕で出してもいいんじゃねえかな。まだリリース時期は未定だけど、すごくいい出来故デモ版だけでも楽しんでおいてほしいっす!

※Source of Photo: 快用苹果助手 Heaven Dust 2